今週のマスター渡夢
内館ドラマは「義務と演技」「毛利元就」に続いて3回目・・・だと思ったら「出逢った頃の君でいて」も内館脚本でした。4本というと、結構多いですよね。内館脚本の清水紘治はいわゆる「清水紘治な要素」をあまり含まない、普通のおじさん役が多いような気がする。
どろどろにしろ、明るく楽しいにしろ恋愛モノはすごく苦手なので(鬱陶しい)、最後まで見られるかちょっと不安です。大丈夫さ、清水さんさえ出ていれば。「じんべえ」だって見たんだから!(←途中から、しかも飛ばしながらだけどね・・・)
清水紘治の役柄:藤原紀香の大学時代の行きつけのロシア料理店(というか飲み屋というか)のマスター。なんかこう・・・接客業をする清水紘治って斬新じゃないですか?(笑) せめてバーのマスターとか・・・。というか何故あの役に清水紘治?何かこの先隠し球が?と思っていましたが、おそらく「あの」恋多き女=阿部・母に惚れられる男というのが最大の要因だったような気がします。・・・内館牧子はいつも変わった使い方するなぁ。
第1回
突然ですが、藤原紀香の年で大学時代に付き合っていた男の電話番号が携帯に入っているというのはどういうことですかね。私の学生時代、携帯持ってる人というのはそんなにいませんでしたけど。彼女が私より年下ってことは絶対ない筈で、おそらく携帯なんて持ってなかったはずです。つまり携帯買ってからわざわざ登録したってことですよね?・・・・・・ちょっとキモチ悪い(笑) まぁ、それはそうとして。「つまんなーい」「清水さん出てこなーい」と言いつつドラマを見ること数十分。出てきました、マスター清水紘治!・・・こんなに髪の短い清水さん見るの初めてだな。ちょっとかわいいかも。あとスーツじゃないのが珍しいです。今日はあんまり出番多くなかったんだけど、これから増える可能性はあるのか?しかし内館牧子は女の厭な部分を書くの巧いですねぇ(苦笑)
話題騒然(予定)のキスシーンで私が考えていたこと、おいおい清水さんはどうしてるの?解答その1.あの場の空気を読んで、さりげなく席を外している(というかサボリ?(笑))その2.やさぐれ清水様としては当然見てみぬ振り。私としては2推奨だったのだが、1のようでした。
今日の注目シーン。大沢たかおが酔った後輩を起こして帰ろうとしたら清水さん「いいよ、置いてけよ」とか言ってましたけど、あれですか、起こしてくれたりするわけですか?私も起こしてやって下さいよ!・・・というより送って下さい、家まで・・・とあらぬ妄想で自らを鼓舞しつつ来週に続きます☆ 頑張れ、私。
第2回
前回の轍を踏まず、とビデオにとってざっと流したのですが、清水さんの出番増えてる。しかし、なんかいきなり語り入っちゃってどうしたんですか、清水さん(笑) しかも渡夢ってトムってTomって・・・。お店「ゴーリキー」なのにセルゲイとかボリスとかでなくてもOKですか?露文崩れかと思っていたら学生運動崩れなのですか?ところで「ゴーリキー」の外観は新宿三丁目の「どん底」だというのは本当ですか?・・・あ、今回の清水さんて、いつもと決定的に違う、と思っていたのだが「インテリじゃない」から?
今回でややキャスティングの意図がわかったような、ますますわからなくなったような・・・いや、やはりわからん(笑) 内館作品の清水紘治よりも野島作品の清水紘治の方がツボなのかなぁ(尼子国久は萌え過ぎですが)でも取り敢えず出番が増えるなら everything OKか(←いいのか、それで)
第3回
藤原紀香と大沢たかおは毎回交代で清水さんに心情を語りにくるのでしょうか(笑) だとしたら、毎回いい感じで出てきそうでよいな。今日の清水さんの語りは「昔を引きずっている人間にはチャンスは巡ってこない」でした。藤原紀香も昔の男やヘボい仕事を捨てて栄養士にでもなれば?(笑)←内館ドラマのヒロインがよく目指す職業が栄養士なのです。なぜか。
一緒に学生運動をやっていた連中は、みんな適当なところで足を洗って堅気になっていいとこに勤めているのに、俺にはこんな小さな店があるきりだ、とかいう清水さん。確かに「昔の男」の清水さんは私がこれまで見た中で最高にしょぼくれています。
第4回
先週に続いて舞台が奈良のままのようなので「清水さん出てこないの?!」と思いましたが、鈴木一真がお店に愚痴りに来てくれました。ありがとう(笑)
今日の清水さんの語りは「昔の男と女がどうにかなろうなんて品がないよ」。 ・・・いい台詞ですね(真顔) 藤原紀香と大沢たかおのしていることはまさに品のないことだと私も思いますよ、ホント。(藤原紀香だからそう見えるのかもしれないけど)しかしマスターは若い頃無茶したわりには良識派なのですね。えーと・・・おしまい。
第5回
・・・今回はどう、ってなぁ・・・。語りも無しだし。うーん、私も清水さんの作ったピロシキが食べたいです、かな。←ネタ切れ。
第6回
オープニングだけチェックして見るの止めました。清水さん出てなかったから(笑)
第7回
なぜか連れ立って「ゴーリキー」に飲みに行く大沢&阿部(謎) 大沢たかおに「甘ちゃんの我儘」と説教する阿部寛に「本当のどん底は、ただ息をしているだけということだ」と語る清水さん。語り全開。「昔の男」の説教ヒエラルキーにおいて底辺は大沢たかおに決定。なぜならば、男の登場人物殆ど全てに説教されているから。そして後輩(=鈴木一真)に「薄汚い」と罵られる事はあっても説教はできないから(笑) 勿論ピラミッドの頂点は清水さん。ただし、その場その場で一番効果的な説教をしているため、整合性が取れていないような気も。しかしあんなにキツいことを言われてなお、阿部寛に「こんな出会い方をしなかったら僕はあなたのいい弟分になれたかもしれない」という大沢たかお。甘過ぎだ。でもちょっと萌え(?)もっとボンボン育ちの設定にすればよかったのに。
劇中で散々流れるロシア民謡ですが、私の知っている「黒い瞳」と違うような気がするんですが?パヴァロッティが歌っていたのって「黒い瞳」だった筈なんだが。というより寧ろあれロシア民謡なんですか、本当に?ロシアの音階ぽくないような気がするんですが。ロシア音楽というと「ボリス・ゴドゥノフ」の合唱曲みたいなのを連想する私が間違っているのか。
第8回
なぜか「ゴーリキー」の常連になっているらしい阿部寛(謎) 阿部寛の前でわざとらしくいちゃついて見せる大沢たかおと藤原紀香。今日のBGMはちょっとロシアっぽい感じがしました。あくまでワタクシ的に、ですが。それにしても大沢たかお、わかってないな・・・薔薇の花のジャム、おいしいのに(←どうでもよい突っ込み)二人の帰り際にボルシチのレシピを渡して「奥さんに」としっかり水を差すマスター・・・この二人を一体どうしたいのでしょうか(笑)
今回私が一番気になったこと、ボルシチのレシピの字は清水さんの字なんでしょうか?
第9回
離婚したいと思った事はない、女房にそこまで拘っていないから、という清水紘治に向かって、説教ピラミッド底辺の分際で「それも寂しい人生だな」とぬかす大沢たかお。こんな傍迷惑男にだけは言われたくありません(笑) とうとう「いつもの食事」というほど「ゴーリキー」の常連と化したらしい阿部寛。しかし結婚する気はない、と言っていた頃はともかくプロポーズまでしたら絶対に阿部寛の圧勝だと思うのは私だけかしら。頑張れ、阿部寛。
第10回
野球中継で放送がずれたために全部録れていませんでした。が「ゴーリキー」のシーンは2シーンあったので全部見られたはずです。死んだことにしていた母親(=林美智子)を藤原紀香に合わせようとする阿部寛。それはいいけど、なぜその場所が「ゴーリキー」なのか。 マスターにあのお母さん見られていいのか?(笑) 阿部・母のピロシキとボルシチのすごい食べ方に、清水さんが本気で驚いていたように見えたのは・・・俳優・清水紘治に対して失礼なんだろうな(笑) そして大沢たかおに続いて阿部・母に対して「かわいい」発言・・・そうか・・・カワイイのか・・・あれかわいいですか、清水さん(←それは違う)
また「俺は女々しい男だ」とか愚痴ってる大沢たかおに、「そういうのは女々しいではなくて不潔と言う」とキツイことを言うマスター。さらに藤原紀香はそのうち「お前から離れていく」って一体、何がどうなることを望んでいるんでしょうか、この人は(笑) しかし「薄汚い」とか「不潔」とか言われ放題ですな、大沢たかおは。
全然関係ないが、ふせえりの「不倫かぁ・・・なら不幸だから許す」が最高でした。本来「最高」になるべき富田靖子になぜ私が言及しないかというと、・・・あの・・・全部見てないからです(笑) リタイアです。このドラマを楽しむ体力が私には残っていません。
第11回
またしても「ゴーリキー」で食事している阿部・母(=林美智子)。ボルシチとピロシキを普通に食べられるようになる程通いつめたものと思われます。・・・よっぽどおいしいのかなぁ、料理が、と思いましたが、阿部・母はマスターに気があるようです(?)。そこへ父、母、妻を伴って大沢たかお登場。そんな込み入った話するなら家帰れと思うのは私だけでしょうか(笑) それともお互い顔を見るのもイヤだからカウンターで?(←別にカウンターになると決まったわけでもないか)そして大沢・母も結構すごいことを言っています。・・・あんな家には嫁に行きたくない。更に「恋多き女」阿部・母の突っ込みが入り、富田靖子もうボロボロです。
お騒がせ一家の帰った後、清水さんは「不倫を貫き通す根性もない奴は手を出すな」的発言。しかも「湯豆腐でも食ってろ」って・・・最近、大沢たかおに当たりがキツイです(笑) いい感じです、もっと言ってやって下さい。しかし、これまで語りは入ってもわりと淡々としていた清水さんが今回いきなり激していたのは一体何故?何か深いわけがあるのか、ただ単に大沢のヘタレぶりに腹が立ったのか。ところで、藤原紀香の演技が賀来千賀子に似てきたと思うのは私だけでしょうか。
あまり関係ないですが、最近「ゴーリキー」で流れるロシア民謡が原語のものに変わりました。私はこっちの方がいいと思うなぁ。
第12回
大団円です、何が「心臓も凍る結末」なのかわかりません、内館センセ。もしも誰かの心臓が凍っているとしたらそれはマスター渡夢の筈です(笑) 何故あんなに誰もかれもいい人になってしまうかなぁ・・・。まぁ、最後どうなるんだ?というほど掻き回しておいて、最後は変にまとまってしまうというのが内館牧子のどろどろドラマの法則のような気がするので(「あしたがあるから」とか)こんなものでしょうかね。
今回は「ゴーリキー」のシーンが多かったです。一番よかったと思うのは語りではなくて、(変に)仕事に燃え出した藤原紀香が、大沢たかおと会っても動揺しない自信がついた、と言いつつ「黒い瞳の」を聞いて動揺しているのをじっと見つめる無言の演技でした。さすがです。それにしても藤原紀香はこの曲に反応し過ぎ(笑) パブロフの犬か、という感じです。この前のシーンでもいきなり階段の上に駆け上がって泣いてるし。藤原紀香はちょっと泣く演技に問題があり過ぎではないかと思うのは私だけでしょうか。前回、「ゴーリキー」のカウンタにて大沢たかお(+母)の暴言を聞いた富田靖子の、涙がすーっとこぼれるシーンなどと較べるのは酷ですが、彼女の泣くシーンにはいつもこれじゃどうにもならないだろ、と思わずにいられません。
出てきた人々がいい加減にカップルを組まされる中、私がまぁいいかと思ったのは、鈴木一真・黒谷友香の二人でした。マスター渡夢と阿部・母は一体どうなってしまうんでしょうか?阿部・母はマスターにベタ惚れのようなので、毎日でも通ってきそうだ。そのうち押し切られそう。マスターには奥さんいるんですが、不倫なんですが・・・まぁいいか。
最終回まで見て思ったこと。私は途中まで「黒い瞳の」を「黒い瞳」と勘違いしていました、恥ずかしいです。あとマスターのルパーシカ、いつも同じ色(黄色)なんですが、第4回だけ青だったのはどういう意味が・・・。どうせなら全部同じにすればいいのに、一回だけ違うから気になって仕方がない・・・。