現状で皆んなが共通に持っている課題を掲載していきます。第1回は『フォアハンドストローク』です。
グランドストロークはテニスの基礎中の基礎です。まずは基本をしっかりマスターしましょう。
1.テイクバックは余裕をもって早めに引く。
 
 ほとんどの人がラケットを引くタイミングが
 遅く、振り遅れの原因となっています。
 ボールがフォアサイドに来たなと分かった
 ら直ぐにラケットを引きましょう。
☆頭の中で「フォア!」とか言いながら引き
 のタイミングにするのもイイと思います。
2.ボールをよく見て左足をしっかり踏込む
 
 構えの姿勢より肩を回し、軸足(左)をネ 
 ットの方向へ踏み込みながらボールを左
 腰で捉えます。
 ☆振り遅れるとボールを左腰で捕らえられ 
  ません。後ろ側でボールをヒットして仰  
  向けの態勢となって大きくアウトするこ
  になります。
3.フォロースルーは大きく
 
 ボールは叩くというよりも運ぶ感覚が大事
 です。その為には、大きなフォロースルー
 が必要です。ほとんどの人がボールを打っ
 た時点でラケットを止めているような感じ
 になっています。
 飛球方向へ大きくフォロースルーし、肩の
 高さでフィニッシュ。その後、構えの姿勢
 に戻ります。
グランドストロークには他に「トップスピン」「スライス」がありますが、基本は上記の
「フラット」です。素振り等して徹底してに自分のものにしましょう。
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次はフォアハンド・グリップについて
グリップは握ったときのラケット面と手首との角度によって基本的に
・コンチネンタル
・イースタン
・セミ ウェスタン
・ウェスタン

の4タイプに分けられ、それぞれに一長一短があります。どのグリップが適するかは
個人のプレースタイル次第です。
今回は皆さんにお薦めのグリップ『イースタン』を紹介します。
イースタンは、薄いグリップと厚いグリップの長所を合わせ持つオーソドックスなグリップスタイルです。フラット、スライス、スピンなどの打ち分けが容易なので、テニスを始めて間がない人には最適なグリップと言えます。シュテフィ・グラフはこのグリップでした。
Eastern Grip
イースタン・グリップの握り方
左手で、ラケットの首の部分(スロート)を持ち、ラケット面を地面と垂直になる
ように、そして右手を相手と握手するような形で身体の前に出し、軽く握ります。
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インパクトは左腰の前で
インパクトまでの前半で大切なのは腕の使い方。
状態をひねったテイクバックから、左足を踏み込み(体重移動)、腰の回転でリードしながら前へとスイングしていきますが、この時は腕全体をできるだけ柔軟に保ちヒジから先に引き出すような感覚で振るのがコツです。ヒジ→手首→ラケットという感じでしなるようなスイングが威力あるボールを生みます。
左の写真は仲間のNさんのグリップです。
薄いグリップ(ラケットが外側に開いている)になっているとインパクトの瞬間はラケットが上を向くことになり、普通に振ると大きくオーバーする飛球になります。また、それは避けるために、卓球のようなかぶせる打ち方になる結果となります。
(これは全てのストロークをワングリップでこなすコンチネンタル・グリップに近いですが、ラケットの支えが弱いため、強いボールを打つには、テクニックとタイミングが必要です。マッケンローとかエドバーグがこのグリップでした。
次回は『バックハンドストローク』です!
フォアハンド・まとめ
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