課題文n-ro241 この文法書は中学生用ではなく,大学生用です。

解説
この文法書: c^i tiu li bro de gramatiko, c^i tiu gramatika libro という訳が多く寄せられましたが,gramatiko には「文法」という意味のほかに「文法書」という意味もあるので,libro を使わないで c^i tiu gramatiko のようにいうことができます。la gramatiko も使えますが,話し手が手にしている本のことをいうときは,c^i tiu(または tiu c^i) gramatiko というほうが自然です。

中学生用ではなく: ne por mezlernejanoj sed とするのが,いちばん簡潔な表現です。「中学生」は lernantoj de mezlernejoj または mezlernejaj lernantoj のようにいうこともできます。いずれも複数形でいいましょう。duagradaj lernantoj や mezlernantoj は「中学生」ではなく,「中級の学習者」という意味です。大人の社会人に対しても使える表現ですから,エスペラント講習会などで使うことはできますが,ここでは不適当です。

大学生用: por studentoj だけで十分です。studento は persono kiu studas en universitato au^ alia simila supera lernejo という意味です。universitatano は学生だけでなく,教官を指しても使われる語ですから,ここでは不適当です。akademia を superlerneja の意味に使うのは避けたほうがよいとされています。

訳例
C^i tiu gramatiko estas ne por mezlernejanoj sed por studentoj.


課題文n-ro242 わたしがそこへ行ったのは,金のためではありませんし,好奇心からでもありません。

解説
わたしがそこへ行ったのは: 直訳すると la kau^zo, kial mi iris tien, estas 〜(わたしがそこへ行った理由は〜)となりますが,この課題文は mi iris tien ne por 〜 (わたしは〜のためではなくそこへ行った)という形でいうこともできます。la kau^zo, kio mi ... や kialo, ke mi ... は誤りです。(kio の用法については,ここをクリックしてください。) 「わたしが〜した理由」は la kau^zo, kial mi 〜 または la kau^zo, pro kiu mi 〜 という形でいいます。
「そこへ行った」の「そこ」が聞き手のいた所であれば,venis を使いますが,そうでなければ iris を使います。tie(そこで) でなく tien(そこへ) を使っていいます。

金のためではありませんし,好奇心からでもありません: ne por mono nek pro mia scivolemo, または「どちらでもない」ということを強調して,nek por mono nek pro mia scivolemo というように nek を2回使うこともできます。ne por mono は ne pro mono としても誤りではありませんが,ここでは ne por のほうが自然でしょう。ne por akiri monon としてもよいのですが,ne por mono のほうが簡潔です。la mono と冠詞を付けるのは,ここではよくありません。monoj は誤りで mono はいつも単数形で使われます。ne pro mia scivolemo という簡潔な表現の代わりに, ne por kontentigi mian scivolemon, ne por satigi mian scivolemon と表現することもできます。kontentigi, satigi の代わりに plenumi を使っても通じますが,plenumi は少し奇異に感じる人もいるでしょう。scivolemo(n) には, ここでは mia を付けます。他人の好奇心を満たすために何かをすることもあるので,話し手自身の好奇心であることを明示するには mia を付けなければなりません。scivolemo も単数形で使うのが普通です。sed ankau^ mia scivolemo は sed ankau^ ne pro mia scivolemo としましょう。
la kau^zo を主語にして,estas ne por mono nek pro mia scivolemo とするのはよくありません。課題文n-ro239 の解説の中で述べましたが,la kau^zo を主語にしていうときは,la kau^zo ne estas A とか,la kau^zo ne estas A nek B の形をとります。(A, B は名詞)

訳例
Mi iris tien ne por mono nek pro mia scivolemo.


課題文n-ro243 わたしはアキオからも,マサオからもお金を受け取っていません。

解説
アキオからも,マサオからも: ここでは否定文なので nek de Akio nek de Masao のようにいえばよいでしょう。この前に使う動詞に ne が付いていれば,de Akio nek de Masao となります。前回述べたように nek ... nek のほうが,否定を強調することになります。否定語を付けた動詞のあとに nek de Akio nek de Masao を使うと,否定の否定になって「アキオからもマサオからも受け取っていないのではありません」という肯定形(受け取りました)になってしまいます。ne ricevis monon のあとに使うのなら de kaj Akio kaj Masao の形ではなく,kaj de Akio kaj de Masao とすれば文法上は問題の無い形になりますが,この課題文のような文は ne ... nek か nek ... nek の形でいうのが普通です。
ne のところには,ほかの否定語が使われることもあります。

参考: Neniu franco nek italo log^as c^i tie. (フランス人やイタリア人はここには一人も住んでいません)

de のところに el を使うのはよくありません。el は de en(の中から)という意味ですから,ここでは不適当です。

お金を受け取っていません: ne ricevis monon ですが,上に述べたように nek ... nek を使うときは ne を付けません。

訳例
Mi ricevis monon nek de Akio nek de Masao.


課題文n-ro244 わたしはその男の人を知りませんし,その人の奥さんも知りません。

解説
その男の人を知りませんし: mi ne konas la viron または mi konas nek la viron。la viron は tiun viron とすることもできます。scias を使うのはよくありません。英語の know は人でも物や事柄でも目的語に取ることができますが,エスペラントでは人について,その人を知っているとか知らないというときは,scii でなく koni を使っていいます。

参考:
Mi konas la viron kaj scias lian adreson.
わたしはその男の人を知っていますし,その人の住所も知っています。

scii は Mi scias ke Haruo lernas Esperanton(わたしはハルオがエスペラントを学んでいることを知っています),Mi scias kie li log^as(わたしは彼がどこに住んでいるのか知っています)のように, ke や kiam, kie, kiel, kio, kiom, kiu などで始まる節を従えて,「ということを知っている」という形で使うことができますが,koni は名詞,代名詞だけを目的語に取ります。また scii は scii pri io の形で使うことができますが,koni にこの形はありません。koni と scii の意味の違いを示す例文を下に挙げておきます。

参考:
Mi konas tiun poemon. わたしはその詩を読んだことがあるので,何を詠んだ詩であるかを知っています。(暗誦はできません。)
Mi scias tiun poemon. わたしはその詩を全部おぼえているので暗誦できます。

その人の奥さんも: ここでは nek lian edzinon というのがよいでしょう。nek は ankau^ ne という意味ですから,nek ankau^ とするのはよくありません。

訳例
Mi konas nek la viron nek lian edzinon.
Mi ne konas la viron nek lian edzinon.


課題文n-ro245 わたしは何をいったらよいのか,何をしたらよいのか分かりませんでした。

解説
何をいったらよいのか: kion mi devas diri ということもできますが,kion diri というのが簡潔な表現です。kion mi devis diri の devis は誤りです。kion 以下は名詞節ですが,名詞節が表す行為や状態が,主節(ここでは Mi ne sciis)の表す行為や状態と同時進行であるときは -as を使います。

比較:
Mi sciis kion li faras. わたしは彼が何をしているのかということを知っていました。(英語では I knew what he was doing.)
Mi sciis kion li faris. わたしは彼が何をしたのかということを知っていました。(英語では I knew what he had done.)

実際に行われなかったことは -us で表すので,devi や povi を使うときは注意しましょう。

参考:
Tiam mi povis helpi lin. その時わたしは彼を援助するすることができました。(実際に援助した。英語では I was able to help him then.)
Tiam mi povus helpi lin. その時わたしは彼を援助するすることができたのですが。(実際には援助しなかった。英語では I could have helped him then.)

diri kion... のようにいうことはありません。疑問詞は文,節,句の先頭に置かれます。

何をしたらよいのか: 上と同じ形を使って kion fari としましょう。

分かりませんでした: mi ne sciis。ただし,nek kion diri nek kion fari の前に置くときは,訳例にあるように mi sciis となります。komprenis を使うのはよくありません。kompreni は havi g^ustan ideon pri la signifo という意味です。jug^i min のようにいうことはできません。
mi ne sciis ke kion... は誤りです。scii と ki-vorto(kiam, kiom, kie, kiel, kiu などのように ki- で始まる疑問詞)をつなぐときは ke を使いません。

訳例
Mi ne sciis kion diri nek kion fari.
Mi sciis nek kion diri nek kion fari.


課題文n-ro246 この道具の使い方が分かりません。きのう田中さんに聞いておくべきでした。

解説
この道具の使い方: kiel uzi c^i tiun ilon, la uzmaniero de c^i tiu ilo のようにいえばよいでしょう。uzmaniero を使うときは,de c^i tiu ilo で限定されているので,冠詞を付けます。la maniero kiel uzi c^i tiun ilon または la maniero uzi c^i tiun ilon のようにいうこともできます。「道具」には aparato, instrumento, laborilo も使えますが,ilo がいちばん広い意味を表すので,aparato も instrumento も mas^ino も ilo の概念に含まれています。

分かりません: mi ne scias を使えばよいのですが,mi ne komprenas も使えます。ただし,scii を使うほうがよいというのが,言語心理学者の d-ro Renato Corsetti(世界エスペラント協会会長)と意見のやりとりをして得た結論です。彼の意見では, kompreni = ekscii, scii = sciadi であると捉えられるから,このような場合は scii のほうがよい,というのですが,わたしも kompreni は点動詞,scii は線動詞であるという認識から,彼と同じ意見です。

田中さんに聞いておくべきでした: mi devus demandi s-ron Tanaka hierau^ だけでもよいのですが,pri tio または pri g^i を付けると,何について聞いておけばよかったのかということが,明確になります。前の文で kiel uzi を使ったときには pri tio を付け,la uzmanieron や la manieron を使ったときには pri g^i を付けます。tio の代わりに g^i を使う人は外国人にもいますが,tio と g^i は区別して使うほうがよいでしょう。ここでは esti instruita も使えます。instrui には「(の仕方を)教える」という意味があるので,devus esti instruita de s-ro Tanaka で,「田中さんに教えてもらっておくべきでした」という意味になります。過去のことについていうときは estus devinta が正確な表現ですが,ここでは hierau^ を付けることで,過去のことについていっているのは自明ですから,estus devinta という重い表現を避けて devus を使うのがよいでしょう。
応募訳の半数に devis が使われていましたが,devis は ne povis ne fari(せざるを得なかった)という意味ですから,mi devis demandi は「質問しないわけにはいかなかった(ので質問した)」という意味になります。ここでは「聞いておくべきだったのに聞かなかった」ということをいっているのですから,devus を使います。

比較:
Mi devis obei lian instrukcion. わたしは彼の指示に従わなければなりませんでした。(実際に従った)
Mi devus obei lian instrukcion. わたしは彼の指示に従わなければならなかったのですが(従わなかった)

Mi demandus は「聞くべきでした」という意味を表さないので, devus demandi としましょう。
「聞く」は,ここでは「質問する」という意味ですから,au^di や au^skulti を使うのは誤りです。民族語の影響で demandi を peti の意味に使う人もありますが,demandi は diri ion al iu por ekscii ion(人に質問する)の意味に限って使うことをお勧めします。demandi iun pri io の形が標準で,demandi de iu は,peti de iu という形の影響でしょう。

訳例
Mi ne scias kiel uzi c^i tiun ilon. Hierau^ mi devus demandi sinjoron Tanaka pri tio.


課題文n-ro247 「朝食は毎朝食べていますか」「食べなければならないことは分かっているのですが,よく抜いてしまいます」

解説
朝食は毎朝食べていますか: c^u vi mang^as c^iumatene? または c^u vi prenas mang^on c^iumatene? のようにいえばよいでしょう。matenmang^as や matenmang^i もつ変えますが,matenmang^as c^iumatene や prenas matenmang^on c^iumatene のように maten' を重ねて使う必要はありません。
c^iumatene は c^iun matenon または en c^iu mateno としても同じですが,c^iu matene と2語に書くのは誤りです。c^iu は matene(副詞)を修飾することはできません。

食べなければならないことは分かっているのですが: mi scias(,) ke mi devas mang^i g^in, sed または「毎朝食べていますか」で prenas と使ったときは,mi scias(,) ke mi devas preni g^in, sed。scias と ke の間のコンマは付けない人もいます。g^in は省略してもよいのですが,g^in のところに tion を使うのはよくありません。tio の代わりに g^i を使う人はいますが,g^i の変わりに tio が使われることはありません。mi komprenas la gravecon pri tio は分かりにくい表現です。「分かっている」に komprenas も使えますが,rekonas は不適当です。
「が」は上のように sed でつなぐか,訳例にあるように kvankam でつないでいえばよいでしょう。ただし,sed と kvankam は意味も用法も違うので,使い方に注意してください。malgrau^ ke は kvankam と同じように使われます。
mi scias, ke mi devus ... のように,devus を使うのはここではよくありません。前回書いたように,devus は「〜しなければならない(〜しなければならなかった)のに,しない(しなかった)」ということを表しますが,ここでは文字通り「食べなければならない」という意味ですから,devas としなければなりません。下の例文では devus が使われていますが,この devus を devis とするのは誤りです。

参考: Mi sciis, ke mi devus veni al vi, se estus bona vetero, sed mi ne povis pro la neg^oblovado. もし天気がよければ,あなたのところへ行かなければならないことは分かっていましたが,吹雪のために行けませんでした。

よく抜いてしまいます: mi ofte ne mang^as (g^in) のようにいえばよいでしょう。malzorgas や preterlasas には,どちらも「うっかり」という意味が含まれていますが,ここではそうではなくて,例えば,時間がないなどの理由で朝食を食べないのですから,これらの語は不適当でしょう。

訳例
"C^u vi prenas mang^on c^iumatene?"
"Mi scias ke mi devas preni, sed ofte ne prenas."

"C^u vi mang^as c^iumatene?"
"Mi ofte ne mang^as, kvankam mi scias ke mi devas mang^i."


課題文n-ro248 あなたは彼を手伝うことができたのに,なぜ手伝わなかったのですか。

解説
あなたは彼を手伝うことができたのに: kvankam vi povus helpi lin または kvankam vi estus povinta helpi lin のようにいうことができます。helpi lin は helpi al li といういい方もあります。kvankam vi povis helpi ... と povis を使うのは,ここではよくありません。povis helpi は,実際に彼を手伝ったことを意味します。日本語では「(手伝うことが)できたのに手伝わなかった」,「(手伝うことが)できたので手伝った」という正反対の表現で,どちらにも「できた」という同じ言葉が入っているために,このふたつの「できた」を区別しないで povis としたくなりますが,povis は「実際に povo を行使した」ということを意味し,estus povinta(または povus)は「povo を持っていたが行使しなかった」ことを意味します。
malgrau^ vi ... は malgrau^ が前置詞ですから,malgrau^ ke vi ... のように ke を入れましょう。 前置詞は「主語+動詞」の前に置かれることはできません。

なぜ手伝わなかったのですか: kial vi ne helpis lin または kial vi ne helpis al li。kial ne helpis は主語が欠けているので,kial と ne の間に vi を入れましょう。日本語では文の後半の位置に置かれるのが普通の形ですが,エスペラントでは訳例のように kial を文頭に置くのがよいでしょう。

Kial で始まる文にすると,Kial vi ne helpis lin, kvankam vi estus povinta(または povus) helpi lin となりますが,最後の helpi lin は重複するので,訳例のように省略することができます。

訳例
Kial vi ne helpis lin, kvankam vi povus?


課題文n-ro249 あすはお暇でしょうか。もしお暇でしたら,午後お訪ねしたいと思いますが。

解説
あすはお暇でしょうか: c^u vi estos libera morgau^? または c^u vi havos liberan tempon morgau^? のようにいえばよいでしょう。c^u vi havos tempon morgau^? のように tempon を単独で使うのはよくありあません。日本語の「暇」には「しなければならないことがなく空いている時間」という意味と「何かをする時間」という意味とがありますが,エスペラントでは前者は libera tempo といい,後者は tempo で表します。例えば,「本を読む暇もない」は mi ne havas tempon por legi libron のようにいいます。c^u vi havos tempon morgau^? は「あす〜する時間がありますか」という意味で,普通は例えば c^u vi havos tempon morgau^ por renkonti lin?(あす彼に会ってくださる暇がありますか)のように使われるので,por 以下がないと聞き手は「何をする時間のことを尋ねているのだろう」という疑問を持つでしょう。ヨーロッパの言葉では,近い未来を現在形で表しますが,エスペラントでは未来のことは -os で表すので,c^u vi estas ... ではなく,c^u vi estos ...に,c^u vi havas ではなく,c^u vi havos としましょう。

もしお暇でしたら: se vi estos libera または se vi havos liberan tempon でもよいのですが,se vi estus libera や se vi havus liberan tempon のような -us の使い方はよくないので,-os の形を使っていいましょう。ただし,この形は前の文の繰り返しになるので,se jes というほうが簡潔です。

午後お訪ねしたいと思いますが: mi volus viziti vin posttagmeze のようにいうことができます。mi volus viziti は「お訪ねしたいと思いますが(よろしいでしょうか)」という,たいへん丁寧な表現です。mi volus viziti の代わりに mi s^atus viziti のようにいう人もいます。posttagmeze は en la posttagmezo としても同じです。mi volas viziti はあまり丁寧な言い方ではなく,「お訪ねしたい」という感じです。c^u konsentite? も丁寧表現ではありません。mi vizitu はよくありません。mi に -u の形の動詞を付けるのは,たいてい疑問文の形で,例えば C^u mi iru kun Anna?(わたしがAnnaと一緒に行きましょうか)のような申し出をするときです。

訳例
C^u vi estos libera morgau^? Se jes, mi volus viziti vin en la posttagmezo.


課題文n-ro250 あの問題について,あなたとご相談したいのですが。

解説
あの問題について: pri la problemo, pri tiu problemo のようにいえばよいでしょう。日本語では文頭に置かれていますが,エスペラントでは文末に置くほうが普通です。ただし,例えば相手の話の中にその問題のことが出てきたとき,「その問題のことなのですが」のように,相手の話を受ける形で切り出すときは,Pri tiu poblemo を文頭に置いていうのが自然でしょう。

あなたとご相談したいのですが: mi volus konsilig^i kun vi のようにいうのがよいでしょう。「専門的な意見を求める」という意味合いでいうときは,mi volus konsulti vin のようにいいます。konsulti は他動詞ですから,konsulti vin の形で使われますが,konsilig^i は自動詞なので,konsilig^i vin の形ではなく,konsilig^i kun vi としましょう。konsili al vi は, ここではよくありません。konsili は konsili ion al iu(あることをある人に勧める),または konsili iun pri io(あることについて,ある人に助言する)のように使われるのが普通です。
この課題文のように「〜したいのですが」という遠慮がちな表現をするときは volas ではなく,volus を使っていうのがよいでしょう。
C^u mi povus konsulti vin も丁寧ないい方です。

訳例
Mi volus konsilig^i kun vi pri la problemo.