2 アクセント
単語のアクセントは, いつも終わりから2番目にあります。アクセントのある音節はやや長めに強く発音されるので,fama(famous)の a は father の a のように, lipo(lip)の i は leaf の ea のように, komo(comma)の oは call の a のように, fumo(smile)の u は food の oo のように発音されます。semo(seed)の e は[e:]のように発音されますが,[e:]は英語の標準音にはありません。same の[ei]のようにならないように注意しましょう。
fajro(fire), marko(mark), dekstra(right)などのように, 母音と母音の間に子音が2箇以上ある場合には, アクセントのある母音が短く発音されますが,tablo(table), febro(fever), nadlo(needle), metro(meter)などのように bl, br, dr, tr などの前の母音は長く発音されるのがふつうです。しかし,これらの母音を短く発音してもかまいません。エスペラントでは,母音の長短によって意味が区別されることはありません。
韻文では名詞語尾の -o が省略されて, 代わりに '(apostrofo)をつけた語形になることがありますが,その場合もアクセントの位置は変わりません。
knabino(女の子)の bi はアクセントがあるので [bi:] と発音されますが,knabin' の形になってもアクセントの位置は変わらず, bi は[bi:]と発音されます。
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