オンライン講座:週刊やさしい作文


課題文n-ro730 わたしは学生だったころ,大学の近くにあるアパートに住んでいました。
解説
わたしは学生だったころ: kiam mi estis studento といいます。

大学の近くにあるアパートに住んでいました: mi log^is en domo proksima al la universitato といえばよいでしょう。この mi を付けていない訳が4例ありました。日本語では「わたしは」という語は入っていませんが,これは主節といって,この課題文のいちばん主要な節ですから,エスペラントでは主語の mi を省略することはできません。「節」というのは「文の中にある文(主語+動詞)」で,課題文の kiam mi estis studento は副詞節といいます。副詞節の主語は誤解を生じない場合には省略することができますが,上に述べたように主節の主語は省略できません。主節と副詞節はコンマで区切りましょう。

参考:
Kvankam Masao estas tre juna, li bone plenumas sian taskon. = Kvankam tre juna, Masao bone plenumas sian taskon.(マサオはとても若いのに仕事はよくできる。)

「大学」は kolegio を使っていうことができる場合があります。universitato と kolegio の違いについては辞書でお調べください。

domo に冠詞を付けるのは,ここではよくりません。「大学の近くにあるアパート」というのは何軒もあって特定されていないからです。universitato には mia または冠詞を付けます。無冠詞の universitato は「わたし」と無関係の大学を指しますが,ここでは文脈から「わたし」が通っていた大学を指していることが明らかなので,冠詞を付けることによって「わたしが通っていた大学」であることを示します。「わたしが通っていた大学」であることを明示する場合には mia を付けます。

訳例(敬称略)
Kiam mi estis studento, mi log^is en domo proksima al mia universitato.(acero, JK, 類似訳: オオサキ,河童,ま・よ, Dalji, GUCCI, lekanto, M.H., YDN)

成績(五十音,アルファベット順,敬称略)
採点は誤り1箇所につき -2です。ただし,冠詞が欠けている場合や,タイプミス,疑問符の欠落などは -1。文として意味が通じない場合は,大幅に減点することがあります。
オオサキヒロシ(100), 越猫(98), 河童(100), 桜(95), acero(100), Alpasxo(97), Dalji(100), Drakino(98), Gotak(97), GUCCI(100), Ivajo(97), JK(100), h.KATAYAMA(96), lekanto(100), Lv-rivero(99), metalroko(98), M.H.(100), Mijao(94), rivero(96), Sanjo(94), Segilo(95), Sinsino(95), YDN(100)


課題文n-ro731 わたしが小学生だったころは,校舎は木造でした。

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締 切 : 11月19日(水曜日)
発 表 : 11月23日(日曜日)

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