15 受身
受身は esti と分詞形容詞の受動形を使って表します。
英語では「〜される」という動作と「〜されている」という状態を形態的に区別しないで, どちらも「be + 過去分詞」で表しますが, エスペラントではこれを区別して「〜される」を esti + -ita, 「〜されている」を esti + -ataで表します。
比較: その手紙はAnnaによって書かれました。
------ La letero estis skribita de Anna.
------ The letter was written by Anna.
----- マサオはAnnaに愛されていました。
------ Masao estis amata de Anna.
------ Masao was loved by Anna.
上の文で英語ではどちらも"was + 過去分詞"になっているいるところが, エスペラントでは"estis -ita" と "estis -ata" になっていることに注意してください。
esti -ata は次の場合に使われます。
1 状態の継続を表す場合
S^i estas amata de c^iuj. (She is loved by all.)
2 動作の反復を表す場合
La c^ambro estas purigata c^iutage. (The room is cleaned every day.)
3 動作の継続を表す場合
La c^ambro nun estas purigata. (The room is being cleaned now.)
esti -ita は次の場合に使われます。
1 動作の完了を表す場合
La c^ambro estis purigita hierau~. (The room was cleaned yesterday.)
2 動作の結果である状態を表す場合
La c^ambro estas purigita. (The room has been cleaned. = It is clean now.)
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