6 造語法

エスペラントでは, ひとつの単語をおぼえると, その語尾を変えて, ほかの品詞として使うことができますが(3 品詞参照), そのほか接頭辞・接尾辞(20 接頭辞・接尾辞参照)を付けたり, ふたつ以上の語を組み合わせて単語をつくることができます。

* 接頭辞

mal- 正反対を表す; mal/nov/a(old)<nov/a(new) (語根/品詞語尾)
mis- 誤りを表す; mis/uz/i(misuse)<uz/i(use)

* 接尾辞

-in- 女性を表す; vir/in/o(woman)<vir/o(man)
-ej- 場所を表す; lern/ej/o(school)<lern/i(learn)

(注) 語根語幹: lernejo という語の lern語根, lernej語幹と呼びます。movi(move)の mov語根であると同時に語幹でもあります。

* 語の組み合わせ

語根, 語幹を結合して, それに品詞語尾を付けます。
子音が続いて発音しにくい場合は, 母音を入れます。母音は普通は o ですが, 意味によっては a, e になります。
fer/o(iron)+voj/o(way)=fer/voj/o(railway)
lern/i(learn)+libr/o(book)=lern/o/libro(textbook)
last/a(last)+temp/o(time)=last/a/temp/e(lately)

* 前置詞, 接頭辞, 接尾辞, きまった語尾を持たない副詞にも, 品詞語尾を付けて使うことができます。
super (above)>super/a (senior)
re-(再度, 復帰を表す接頭辞)>re/e (again)
-an-(集団の構成員を表す接尾辞)>an/o (member)
hodiau~(today)>hodiau~/a (today's)


次(疑問文)へ。