<第77回アカデミー賞大予想>の巻

なるこ(以下N)「こんばんはぁ〜」

あき(以下A)「あら、なるこチャン、いらっしゃい。はいオシボリ。熱いからね。」

N「あら、有難うございますぅ〜。今日はねえぇ〜、今月のお勧めドリンク、え〜〜とぉ、マッカラン? っていうのぉ〜、それ頂こうかしらぁ〜。」

A「あいよっ!」

スターちゃん(以下S)「マッカランは美味しいですよ、本当にね。なるこチャンもお酒知ってますねえ。」

N「あら、そうでもないんですよぉ〜。」

敏男さん(以下T)「ちょっと、なるこちゃん、観てきたの?<オペラ座の怪人>。」

N「そうなのよぉ〜、たった今。もうハラハラドキドキで。アタシもう手に汗かいちゃったのよぉ。」

S「アキちゃんはこの前観てきたって言ってたよね。」

N「あら、あきママはもう観てきたのねぇ。バッチリだったでしょ〜、ねえ。」

A「まあ、アッシはイマイチだったけど。なんか中途半端に感じちゃって。舞台なのか、映像なのか、 中途半端よね、あれじゃ。」

N「あら、手厳しいわぁ〜。でも、良かったわよねぇ〜、地下室とか、マスカレードのとことか、ねえ〜。」

A「う〜む、何か中途半端なのよ、そのシーンも。舞台の方が数倍もドキドキしたわね。」

T「ちょっと、そうなの?僕なんか舞台観てないからね、映画は観ようと思ってたのにねえ。 アキちゃんが言うなら止めときましょうかしらん。」

A「観てくればいいじゃな〜い。舞台を観ていない人は良いかもよ。アッシはさ、舞台がすごく良く出来ているから、 それと比べちゃってるのよね。アメリカでの批評が良くなかったのが、観て解った!って思っただけよ。観てらっしゃいなぁ。」

T「そうお〜。それじゃあやっぱり観に行かなきゃねぇ。」

S「でも、<オペラ座の怪人>はアカデミー賞にノミネートが少なかったよね、確か。」

A「そうね。確か3部門かな。主要部門には何もノミネートされてなかったと思ったけど。まあ、観れば解るわよ、 ノミネートが少ない理由が。」

N「アタシはがっかりだわぁ〜ん。一昨年の<シカゴ>みたいに、バ〜ンっと沢山獲っちゃうのかなぁ〜 なんておもっていたんだけどぉ〜。」

S「なるこチャン、<シカゴ>は良く出来てたからね、獲ったのも頷けるけど。あの時、アキちゃんは、 すごく良かったって言ってたもんねぇ。とすると、今回の<オペラ座の怪人>はねえ・・・。」

T「でも、観なきゃ始まらないじゃないの。まずは観てからよねぇ。」

A「その通り。好き嫌いもあるしね。」

S「そう言えば、今年もアカデミー賞予想クイズやってるよね、確か。」

A「勿論よ。今月6日からよ。締め切りがこっちの時間で27日の24時よ。みんな応募して頂戴ね。」

T「あら、だったらここでちょっと予想しましょうよぉ〜。ねえ、いいじゃないの。ちょっとアキちゃん、ビール頂戴。」

A「そうね、みんながどう予想しているかもちょっと知りたいしね。はい、敏男さん、びーる。」

N「でも、アタシ、何がノミネートされているのかも知らないのよねぇ。それに、<オペラ座の怪人> はあんまり入ってないっていうしぃ。」

S「まあ、いいじゃないですか。日本でまだ公開していない物も沢山あるんだし、みんな同じですよ、予想だから。」

A「そうそう、予想だからね。まあ、前哨戦と言われている、ゴールデングローブ賞の受賞も参考にして予想しましょうか。」

N「今年はどれを当てればいいんだっけぇ〜?」

A「ことしはね、作品、主演の男女、助演の男女の計5部門よ。」

S「それじゃあ、まずは作品からかな?それとも作品は後にまわして、助演から?」

T「それは、アカデミー賞ですもの。助演からじゃございませんこと?」

A「そうね、それじゃ、助演からいきましょうか。ノミネートはね、男優が、<アビエーター>のアラン・アルダ、 <サイドウェイ>のトーマス・へイデン・チャーチ、<コラテラル>のジェイミー・フォックス、 <ミリオン・ダラー・ベイビー>のモーガン・フリーマン、<クローサー>のクライブ・オーエン、女優が、 <アビエーター>のケイト・ブランシェット、<キンゼイ>のローラ・リニー、<サイドウェイ>のヴァージニア・マドセン、 <ホテル・ルワンダ>のソフィー・オコネドー、<クローサー>のナタリー・ポートマン。以上の10人よ。」

S「う〜ん、最初から名前を知らない人が多いですねぇ〜。う〜んと、ぼくは、男優がアラン・アルダ、 女優がケイト・ブランシェットかな?」

A「スターちゃんは<アビエーター>コンビできたわね。」

N「アタシも分からないから同じでいいわぁ〜ん。」

T「なるこチャン、ちゃんと自分で決めないといかんとっとよぉ〜。」

N「う〜ん、そうなんだけどぉ〜。<アビエーター>話題になってるしぃ〜。」

A「まあ、そうね。<アビエーター>本当に話題になってるし、11部門でノミネートされているのよね。」

T「あら、そんなに。それじゃあ僕もその二人にしようかしらん。でもねえ、やっぱり男の方はモーガン・フリーマンにするわ。 <ドライビング・ミス・デイジー>での演技が忘れられないのよねぇ、良かったぁ〜。」

A「確かによかったわね、あの映画。あれは舞台もとっても良かったのよ。でも、アッシは、ジェイミー・フォックス。 何か、主演と助演ダブル受賞かな?って思ったんだけど、主演は手ごわいのが沢山いるから、ここは助演で推しとくわね。 で、女優の方は、<サイドウェイ>のヴァージニア・マドセンね。この映画、向うの批評家にすごく評判が良いのよね。 予想クイズとは関係ないんだけど、早くも監督賞を獲得しちゃうんじゃないかも、って思ってるのよ。 それじゃ、次に行きましょう。」

S「アキちゃん、その前に、ワインをお願いします。シャブリでね。」

A「あいよっ!え〜と次は、主演の男女優よ。・・・はい、スターちゃんお待たせしました。」

N「これは、アタシ、最初に言わせて頂いてよろしいかしら〜ん?アタシねえ、 やっぱり<アビエーター>のディカプリオ。ねえ、可愛らしくてだ〜〜〜い好きぃ〜。」

S「なるこチャン、いいんだけど、まだノミネート聞いてないですよ。されてるとは思うんですけど。」

A「大丈夫よ、なるこチャン。ちゃんとノミネートされてるわ。男優がディカプリオでしょ、それから、 <ホテル・ルワンダ>のドン・チードル、<ネヴァーランド>のジョニー・デップ、 <ミリオンダラー・ベイビー>のクリント・イーストウッド、それから<レイ>のジェイミー・フォックスね。女優の方が、 <ビーイング・ジュリア>のアネット・ベニング、<そして、一粒の光>のカタリナ・サンディノ・モレノ、 <ヴェラ・ドレイク>のイメルダ・スタウントン、<ミリオンダラー・ベイビー>のヒラリー・スワンク、 <エターナル・サンシャイン>のケイト・ウィンスレット。以上の10名よ。」

N「アタシは、ディカプリオとぉ〜、ケイト・ウィンスレットにしようかしらぁ〜〜〜。」

A「なかなかいいかもね。<タイタニック>コンビよね、その二人。」

N「え〜〜〜!うっそ〜〜〜!知らなかったぁ〜ん。じゃあ、もっと推薦しちゃいま〜〜〜す。」

T「僕はね、男がジョニー・デップで、女がアネット・ベニングだわねえ。ジョニー・デップは<カリブの海賊> とは全く違う役柄でねえ、結構良かわようん。アネット・ベニングには、もう獲らせてあげた〜い!って思うのよねえ。」

S「僕はですね、敬意を表してクリント・イーストウッドと、またまた男っぽい役のヒラリー・スワンクですかね。 で、アキちゃんは?」

A「そうね、みんな凄いんだろうけど。アッシは、個人的にはジェイミー・フォックスにあげたいんだけど、 社会派ドラマの<ホテル・ルワンダ>に主演したドン・チードルかな?でも助演とダブル受賞してもらいた〜い、 ジェイミー・フォックスにね。女優は去年のヴェネチア映画祭でも主演女優に輝いた<ヴェラ・ドレイク> のイメルダ・スタウントンね。重いドラマに重厚な演技が話題に上っているのよね。 ケイト・ウィンスレットはジム・キャリーの映画じゃない。アカデミーには嫌われているからね、 ジム・キャリーは。で、彼女はナシって思ったのね。で、ダークホースとして上げると、カタリナ・サンディノ・モレノかな。 ゴールデングローブ賞の時、少し映像観たんだけど、結構良かったわよ。まあ、でも、アッシはイメルダ・スタウントンね。」

N「それじゃあ、最後に作品賞ねぇ〜。」

S「何かなるこチャン乗ってきてません?」

N「予想って結構楽しいぃ〜って思っちゃったのよぉ〜〜ん。」

T「そうよねぇ、楽しいわよねぇ〜。で、何、作品賞の候補は?」

A「え〜とね、作品賞は、アメリカの近代史の中ではとても有名な大富豪、ハワード・ヒューズを描いた <アビエーター>、ピーター・パンを書いた文豪バリを描いた<ネバーランド>、 女版ロッキーの<ミリオンダラー・ベイビー>、去年亡くなったレイ・チャールズの半生を描いた<レイ>、 ちょっぴりほろ苦いロードムービーの<サイドウェイ>。この5つよ。」

N「アタシはぁ〜、・・」

T「アビエーターでしょ。」

N「いやだぁ〜、言わないでよぉ〜。でも、そうなんだけどぉ〜。」

S「僕は、<ネバーランド>ですね。」

A「あら、スターちゃん、クリント・イーストウッドじゃないの?」

S「ほら、彼は尊敬してますけど、ロッキーの女版だっていうし、やっぱり、 夢を与えてくれたピーター・パンの作者を描いた方かな?って思いますけどね。敏男さんは?」

T「僕はもう<アビエーター>でしょ。それで決まり。スコセッシにもう獲らせてあげないとねぇ。僕は<アビエーター>。」

A「それじゃ、アッシは、ダークホース的な存在の<サイドウェイ>に。 ゴールデングローブ賞の時に予告編みたいのが流れるんだけど、結構良かったのね。<レイ>にもあげたいけど、 映画よりやっぱりあれは俳優にあげたいわね。」

S「出揃いましたね。ここで、応募しちゃダメなんですかね、アキちゃん?」

A「あら、全く考えていなかったわね。そうよね、ウェブ上だけじゃなくてお店でも応募出来る様に来年は考えてみようかしらん。」

T「なに?来年?早くやって頂戴よぉ、ねえ。」

A「まあ、みなさん、部屋に帰って、ウェブ上から応募してチョンマゲ。でも楽しみね。」

S「だけど、去年から一ヶ月早くなったんで、何か慌ただしいですよね。」

A「そうね、それは言えてる。特に、うちの場合はボウリング大会が終わって一ヶ月後じゃない。本当に慌ただしくって。」

T「でもさ、アキちゃん、考える時間が少ないっていうのも良いかもねえ。ねえ、その方が面白いわよねえ。」

S「それも言えてますね。ほとんど当てずっぽうの世界ですからね。情報もないし。」

N「ね〜え〜、アキさん、ほかの部門の予想もしましょうよぉ〜。」

A「あらら、なんか物足りないって感じよね、なるこチャンたら。」

T「でもさ、わかるわよ、その気持ち。まあ、ここだけでちょっと予想してみましょうよぉ、ねえ。」

A「そうね、それじゃ、次は、う〜む、監督賞かしらん。監督賞はね、・・・・・。」

そして、予想大会で大盛り上がりになったとさ。

おわり


*登場人物は全て仮名です。
*皆さんも今年のアカデミー賞予想してみませんか?応募フォームはトップページから。皆さんの沢山の応募をお待ちしています。締め切りは、日本時間の2月27日24時です。28日の夕方にはペンギン・ホーム・ページのBBS上で発表します。お楽しみに。


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