<獲れるか!アカデミー賞>の巻

あき(以下A)「いらっしゃ〜い。あら、スターちゃん、随分今日は早いじゃないの。」

スターちゃん(以下S)「いやね、今日は電車で帰ろうと思って。」

ヤス君(以下Y)「平日だから。僕も帰りますよ、電車で。スターさん、一緒に帰りましょうか?」

S「一緒にって、いいですけど、まだ私来たばかりですからね。」

Y「あ〜、そうですよね。まあ、今って事じゃなくて後でです、けど・・・。」

A「そうよねぇ。ヤス君たら。はい、スターちゃんおしぼりどうぞ。」

S「ありがとう。ふ〜む、気持ち良いですねぇ。所で、今月もお勧めドリンクは<ライク・ア・フラミンゴ>なんですね。 それじゃぁ〜、いっぱいめはそれお願いします。」

A「あいよっ!・・・・はい、お待たせ。」

S「う〜む、美味しいですね。あれ〜、このジャケット、映画の<ドリームガールズ>じゃないですか?」

A「そうなのよ。昨日試写会があって見に行ったんだけど、これが凄く良い出来でね。 もうオリジナルのミュージカルを崩すことなく一気に見せてたのよね。もう感激ぃ〜!」

S「君、好きでしたものね。好きなミュージカルのひとつでしたよね。」

A「そうね。これと、<スウィニー・トッド><ウエスト・サイド物語>。まあ、ちょっとミュージカルって言うにはどうか、 <ポギーとべス>ね。もう機会があったら誰が演出してても観てみたいわね。」

Y「そんなにいいんですか?そう言えばアカデミー賞にノミネートされてましたよね、<ドリームガールズ>。」

S「そうでしたね。ゴールデン・グローブ賞では作品賞など獲ってましたよね。あきちゃん、 今年もやるんですか?<アカデミー賞予想クイズ>。」

A「勿論よ。」

Y「予想ですか?面白そうですね。僕もやりたいな。ここでちょっと話しませんか、 アカデミー賞の予想。僕はもう絶対に<硫黄島からの手紙>ですよ。もう凄く良かったんです。 戦争って本当に愚かで馬鹿げていることなんだなって思いました。」

A「いきなり作品賞なの?ははは・・・。まあいいわ。それじゃ、作品賞の予想してみましょ。 ノミネートされているのは、<バベル><ディパーテッド><硫黄島からの手紙> <リトル・ミス・サンシャイン>それに<クイーン>の5作よ。」

S「ヤス君は<硫黄島からの手紙>なんですよね。私はやっぱり<バベル>ですかね。 ゴールデン・グローブ賞も獲った事ですしね。」

A「アッシはねぇ〜、<硫黄島からの手紙>に獲ってもらいたいけど、やっぱり<バベル>かな?」

Y「そんなに面白いんですかね、<バベル>って。」

S「まあ、まだやってないですからね。でも前評判は凄くいいし、他の賞も結構獲っていますからね。」

A「今年は混戦模様だから何が獲ってもおかしくないんじゃない?でも、前哨戦を見てみると、 やっぱり<バベル>が強そうよね。」

Y「賭けましょうよスターさん。<硫黄島からの手紙>が獲ったら僕に一杯おごってくれますか?」

S「そんなもので良いんですか?いいですよ、賭けましょう。」

A「ははは・・・・。可愛い賭けね。ははは・・・・・。さ、次は主演の男女優ね。ノミネートは、男優が、 <ブラッド・ダイアモンド>のレオナルド・ディカプリオ、<ハーフ・ネルソン>のライアン・ゴズリング、 <ヴィーナス>のピーター・オトゥール、<幸せの力>のウィル・スミス、<ラストキング・オブ・スコットランド> のフォレスト・ウィティカー。女優が、<帰郷>のベネロペ・クルス、<あるスキャンダルの覚え書き>のジュディ・デンチ、 <クイーン>のヘレン・ミレン、<プラダを着た悪魔>のメリル・ストリープ、 それから<リトル・チルドレン>のケイト・ウィンスレットね。」

Y「え〜、難しいですね〜。う〜む、僕は男優がウィル・スミスで、女優がメリル・ストリープかな?凄く面白かったんえですよね、 <プラダを着た悪魔>が。それから<幸せの力>はじ〜んときました。」

A「今回の主演男優はフォレスト・ウィティカーとピーター・オトゥールの一騎打ちだと思うのよね。 ウィティカーは評判が凄いし、オトゥールは高齢だから、っていう理由からあげとかなきゃみたいなね。」

S「私はちょっと違う見方なんですよ。ディカプリオが作品賞にノミネートされてる<デパーテッド>じゃなくて <ブラッド・ダイヤモンド>でノミネートでしょ、そこが引っかかるんですよね。ですから私はディカプリオでいきますかね。 女優は、やっぱりメリル・ストリープですかね。」

A「アッシも女優はメリル・ストリープが有力だと思うけど、ヘレン・ミレンも捨てがたいと思うのよ。 エリザベス女王そっくりだったしね。ゴールデン・グローブ賞もぶ部門が別れてたからっていうのもあるけど、 二人とも受賞しているしね。個人的には敬愛するジュディ・デンチに獲ってもらいたいんだけどね。」

Y「残るは助演賞ですね。誰でしたっけ?ノミネートされているのは。」

A「え〜と、ちょっと待ってね。この辺になると分からない俳優が多くてね。ちょっとアンチョコ見るから。 ・・・・そうそう、え〜と、男優が<リトル・ミス・サンシャイン>のアラン・アーキン、 <リトル・チルドレン>のジャッキー・アール・ヘイリー、<ブラッド・ダイアモンド>のジェイモン・ハンスゥ、 <ドリームガールズ>のエディー・マーフィー、<デパーデット>のマーク・ウォールバーグ。それから女優は、 ・・・え〜と、<バベル>のアドリアナ・バラッザ、<あるスキャンダルの覚え書き>のケイト・ブランシェット、 <リトル・ミス・サンシャイン>のアビゲイル・プレスリン、あ〜、それからやっと来たわこの二人、 <ドリームガールズ>のジェニファー・ハドソンと<バベル>の菊地凛子。ねえ、獲れるかしらねぇ〜。」

S「菊地凛子が獲るとナンシー・梅木以来なんですかね。50年近くぶりですか?」

Y「誰ですか?そのナンシー・梅木って人。」

A「日本の俳優で唯一アカデミー賞を獲っている人よ。<サヨナラ>っていう映画だったんだけど、 他にも<フラワー・ドラム・ソング>っていうミュージカルにも出てたわね。」

Y「へ〜。そんな人がいたんだ。全然聞いた事ありませんでした。今もやっているんですかね、その人。」

A「生きている事は生きているみたいなんだけど、引退しちゃってるのよ。で、 何でも探さないでほしいって親戚には言っているみたいなんだけどね。アカデミー賞の70回目だったかな、 歴代の男女優受賞者が集まったんだけど、彼女は来てなかったわね。」

Y「そうなんだ。へ〜。でも獲ってもらいたいですよね、菊地凛子に。」

S「そうですね。相当評判は良いみたいですけど。私は見ているのが一つだけなので、助演男優はアラン・アーキンにして、 女優も同じ映画に出ていた子役のアビゲイル・プレスリンにしましょうかね。」

A「あの子役、凄かったわね。10歳なんだってよ。獲ったら最年少かしら。ちょっと分からないけどね。」

Y「それじゃ、僕は、女優が菊地凛子で男優がマーク・ウォールバーグにします。もう大好きなんですよ、彼。」

A「アッシも大好きよ彼。でも、アッシの予想は、ダントツでエディー・マーフィーね。 主演じゃないのに引き受けたのにはそれなりの理由が有る訳じゃない。映画を観れば分かると思うけど、 本当に素晴らしい演技なのよ。本当拍手喝采ね。それに女優もやっぱり同じ<ドリームガールズ>に出ているジェニファー・ハドソン。 もう本当に素晴らしかったのよ。オリジナルのジェニファー・ホリデイには若干及ばないけど、 主役じゃないかと思うくらいの迫力だったわね。それに、主要部門ではこの助演賞だけでしょ。最多ノミネートだけど、 主要部門にほとんど無視されちゃっているから同情票も入るんじゃないかって。菊地凛子には獲ってもらいたいけど、 今回はノミネートされただけで御の字じゃないかしら。」

Y「ここでエントリーできるんですか?」

A「残念ながらペンギンのホームページ上からエントリーしてほしいのよね。締め切りは、今月25日の24時よ。勿論日本時間でね。」

S「何時もの様にフォームで送ればいいのですね。」

A「はい、お願いします。まだ誰も全部門当てた人がいないからヤス君もスターちゃんも頑張ってよ。」

S「それじゃ、初めての全部門正解を目指して乾杯でもしましょうよ。アキちゃんヤス君にも何か。勿論アキちゃんも何か飲んで下さい。」

Y「いいんですか?それじゃ、僕はターキーの水割り頂きます。」

A「はい、ターキーの水割りね。アッシも同じもの頂いちゃいますね。」

S「それじゃ、乾杯!」

一同「かんぱ〜い!」

おわり


*皆さんもペンギン恒例、<アカデミー賞予想クイズ>に投票してください。今年は、作品、主演と助演の男女優、 計5部門を予想して頂きます。ペンギンのサイト、トップページから投票フォームに行きますので、 フォームにチェックを付けて送るだけです。勿論、あなたのメールアドレスを忘れないで書いて下さいね。 無いと無効になりますので要注意です。締め切りは日本時間で2007年2月 25日24時。みなさんの投票をお待ちしております。
2007.2.11


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