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<2匹目は?>の巻
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もも(以下M)「こんばんは。ふ〜ぅ、暑〜〜い!」 あき(以下A)「いらっしゃい。本当に暑いわねぇ〜。はい、オシボリどうぞ。」 M 「いや〜、熱いオシボリってこんな暑い時にも最高なんだね。意外、意外。」 スターちゃん(以下S)「そうですよ、ももちゃん。暑い時には熱いものが良いって言うじゃありませんか。 お茶も熱〜いお茶が美味しく感じるものなんですよ。」 M 「流石、スターさん。特に冷房が効いてるとホッとするよ。」 A 「ももは何にしようか?」 M 「あっそうそう。え〜と、今月のお勧めは、<ポンピエ>かぁ〜。」 S 「<ポンピエ>ってどんな飲み物?」 A 「フランス語でpompier。ポンプの製造者とか、消防士とかの意味があるんだけど、会話なんかで話す時には <大酒飲み>みたいな意味があるのよね。」 M 「へ〜。大酒飲みねぇ〜。じゃあ、結構強い酒なのかな?」 A 「それがそうでもないのよ。アルコール度は7〜8度。」 S 「って言う事は、軽すぎて飲みすぎちゃうって事かもしれませんね。」 A 「そうね。」 M 「じゃあ、オイラはその<ポンピエ>お願いします。」 A 「アイよっ!・・・はい、お待たせ。」 S 「意外ですね。タンブラーで出てくるんですねぇ。」 A 「そうなの。これはね。」 M 「あ、飲み易〜い。これじゃ沢山飲んじゃうよね。」 A 「そうよ、沢山飲んでちょうだいね。ははは・・・。」 S 「それじゃ、私もその<ポンピエ>頂いてみようかな。」 A 「は〜い。・・・はい、お待たせしました。」 S 「ありがとう。・・・う〜む、美味しいですね、これ。」 M 「沢山飲んじゃいそうでしょ。」 S 「本当にね。ははは・・・。」 M 「今日、オイラ映画観てきたんだけどさ、それがイマイチでぇ〜。」 S 「何をご覧になってきたんです?」 M 「<インディー・ジョーンズ>。」 A 「アッシも観に行って来たわよ。何せ、19年ぶりでしょ。期待が大きすぎちゃったかな、って。」 M 「そうなんだよぉ〜。やっぱ期待が大き過ぎるって良くないよねぇ〜。」 S 「まあ、人というものは、一度成功すると、必ずって言っても良いほど二匹目のドジョウを狙いますからね。 まあ、それが、3匹目、4匹目となると、段々難しくなる訳ですよ。」 A 「本当よね。観客は当然期待するし、作り手もそれに応えようとして必死だからね。でも、その必死さも、 ちょっと間違えると空回りになっちゃう時もあるからね。」 S 「て言う事は、今回の<インディー・ジョーンズ>は、その空回りだった訳ですか?」 M 「そこまで空回りじゃなかったとは思うんだけど。やっぱさ、前回をどれだけ上回るかって・・・。」 A 「そうね。19年も経つとハリソン・フォードは当然歳とってるしね。」 M 「最初のインディーから27年だもんね。格闘家だって、そんな長い間トップでいたらおかしいもんね。」 S 「そうですよぉ。かつての馬場とか猪木とかね。あの歳であんなに強い訳がないですよ。 やっぱりヤラセだよねぇ〜。」 A 「まあね。プロレスは一種のショーみたいなものだったからね。それにしても笑わせてくれる所も多々あって、 エンタテイメントとしたらやっぱりそれなりに良かったと思うんだけどね。」 S 「今回もナチが敵なんですか?」 M 「今度はロシアなんだよ。敵役はなんとケイト・ブランシェット。彼女、エリザベスもやるし、 本当にマルチな女優だよね。」 A 「ほんとよね。まさか、って。っま、楽しもうっていう人には来月公開予定の<ハムナプトラ3> と共にピッタリな映画じゃないかな。」 S 「映画もいいですけど、アキちゃん最近芝居は?」 A 「行ってるわよ、相変わらず。」 M 「そう言えば、この前9時半オープンって書いてあったのも、もしかして芝居だったの?」 A 「そうよ。近場だったんだけど、時間が分からなかったからね。まあ、9時半だったら確実かなってね。」 S 「で、何を?」 A 「劇団桟敷童子の番外公演に行って来たのよ。まあ、前にもやっている短編の再演だったんだけど、 出演者が変わって新しい魅力が出てて、前回も感動したんだけど、今回も感動しちゃったわね。」 S 「じゃあ、こっちは二度観ても良かったってことですね。」 A 「<インディアナ・ジョーンズ>が悪かったわけじゃないし、 あのシリーズは同じもののリヴァイヴァルじゃないじゃない。あくまでも新作よね。で、 こっちの芝居は完全なる再演。だけど、やっぱり演出がちょっと違っただけで、 成功と失敗とが分かれると思うのね。」 M 「で、成功だったんだよね、アキさんの言い方だったら。」 A 「そうね。今回の再演は、<まーちゃんの戦い>と<誘う魚2008>。特に<まーちゃんの戦い>は、 改めて作品の良さを確認できたってね。」 S 「そのタイトルぅ・・・どっかで見たか聞いたかしたようなぁ〜・・・。」 A 「これはペンギンのホームページにず〜っと前に書いた事があったからじゃない。」 S 「あっ、そうかぁ〜。そうでした。その時も、記憶は定かではありませんけど、 感動したような事が書いてありましたよね。」 A 「そうだったわよ、きっと。ピーター・オトゥールが出演したB級映画<マーフィーの戦い> をモチーフに、元夫婦の心の奥に消えないで残っているある事件。殴られる元夫と殴る元妻。お互いにその事件で受けた心の傷と葛藤しながらそれを乗り越えて前進していこうとする姿。妻の側、夫の側、どちらから見ても哀しい前進がそこにあるのね。」 M 「哀しい前進?」 S 「あ〜、分かりますねぇ〜。哀しい前進ねぇ〜。そういう時ってありますよ。分かるなぁ〜。」 M 「ゼ〜ンゼン分かりませ〜ん。」 A 「ももにもその内分かるわよ。決断しなきゃいけない時ってあるからね。」 M 「へ〜。まあいいや。その時が来たらアキさんやスターさんに相談しちゃおっと。」 S 「まあ、その時は私にして下さいね。意外にアキちゃんは冷たいですよ、ははは・・・。」 A 「ま〜、失礼ね!でも、そうかも。ははは・・・。」 M 「それじゃ、スターさん、宜しくお願いしま〜す。所でさ、もう一本はどうだったのよ。」 A 「<誘う魚2008>ね。まあ、こっちは<まーちゃんの戦い> に比べたら感動ってほどじゃなかったんだけど、2008って付いているだけあって、 世相を反映した脚本になってたわね。」 S 「それじゃ通り魔事件とか・・・。」 A 「それよりも出演者の役が主婦だったり役人だったりだからね、通り魔事件よりも、年金とか、 税金の無駄使いとかね。」 M 「そういった今を感じる事が出来る芝居って中々無いんじゃないの?」 A 「そんな事はないけどね。ただ、時間的にすこしラグが有るわよね、どうしても。」 S 「まあ、そりゃ仕方ないですよ。脚本を書いている間にも世の中はどんどん進んで行きますからねぇ〜。」 M 「そうだよね。芝居の稽古してる間にどんどん変わっていくって事もあるんだろうね。大変だぁ〜。」 A 「そうよねぇ〜。役者さんは大変よ。」 M 「アキさん、もう一杯<ポンピエ>下さい。」 A 「アイよっ!・・・はいどうぞ。」 M 「う〜む、2杯目は更に美味しいや〜。」 S 「それじゃ、<ポンピエ>は2回目も大丈夫ってことですね、・・・ははは・・・。」 A 「そんな、スターちゃんたら。一度でいいや、って思うような飲み物はお勧めドリンクとして出さないわよぉ。 ねえ、ももちゃん。」 M 「まあ、アキさんご自慢のお勧めドリンクですからね、ははは・・・。」 S 「そうですねぇ〜、ははは・・・。」 一同 「ははは・・・。」 おわり *今回紹介した映画、お芝居は、 1)<インディー・ジョーンズ> 上映中 2)<ハムナプトラ3> 8月16日より全国上映 3)劇団桟敷童子 番外公演 公演終了以上です。暑い時にはエアコンの効いている映画館や劇場でホッと一息もいいものです。 この夏も話題の映画や舞台が沢山あります。どうぞ足をお運び下さいね。 2008.7.26
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