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<とにかく楽しいのよ>の巻
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キムコ(以下K)「こんばんは〜。」 あき(以下A)「あら、キムコいらっしゃい。寒い中、有難うございますぅ〜。はい、オシボリ。」 K 「あ〜、本当に寒いわねぇ〜。オシボリ気持ちいい〜。」 ダン吉(以下D)「本当に寒いですよね、外は。」 K 「あら、ダン吉居たのね。」 D 「冷たいですよ、キムコさん。」 A 「ははは・・・。今日は何にしようか?キムコは。」 K 「あっ、そうだった。え〜とビール・・・。ちょっと待ってぇ〜。今月のお勧めって何だっけ?」 D 「これですよ、キムコさん。」 K 「え?何?これ。」 A 「モスコミュールよ。」 K 「何か茶色くない?これ。」 A 「そなのよ。今月からジンジャー・エールを変えたのよ。前はカナディアンドライだったでしょ。 これはちょっと甘いのよね。で、今月からウィルキンソンにしたのよ。 こっちの方がジンジャーっぽくて美味しいかなって。」 K 「そうなんだぁ〜。ダン吉、ちょっと飲ませてくれる。」 D 「いいですよ。どうぞ。」 K 「ふ〜ん。本当にジンジャーって感じね。それじゃ、最初はこれ頂こうかしらん。」 A 「飲んでみてよ。・・・はい、お待たせ。」 K 「うん、美味しいわね。そうそう。この前はお疲れ様でした。楽しかったわね〜。」 A 「こちらこそ。本当に楽しかったわね。」 D 「何なんですかぁ〜、二人して。」 K 「ゴメンゴメン。ダン吉仲間はずれにしちゃって。あのね、この前ユーミンの苗場に行ってきたのよ。 お仲間いっぱ〜〜いだったわよね。」 A 「本当に。挨拶しまくり。ははは・・・。」 D 「で、そんなに楽しいコンサートだったんですか。」 K 「そうなのよ。ユーミンって何時もは5000人以上の所でやるじゃない。それが、苗場だと1000人位なのよね。 だから、何処で観てもS席なの。本当に近いのよ。それにリクエストのコーナーもあるし。」 D 「リクエストコーナーですか。あんなに長くやっててリクエストに直ぐ応えられるのかなぁ〜。」 K 「そうなのよ。で面白かったのは、今回1曲歌えなかったのよね。 次のコンサートには必ず入れるって言ってたけど。」 A 「それがライヴの醍醐味よ。もう30年もやってるわけだから忘れちゃってる曲だってあるだろうしね。まあ、 覚えてたとしてもうろ覚えだったりね。あのコーナーはいいわね。観客と本当に近いって感じでさ。」 D 「お客さんの方は本当に歌えるのかな?って思って結構マニアックな曲をリクエストしたりするんでしょうね、 きっと。」 A 「まあ、それは観客次第よ。今回だって<ひこうき雲>のリクエストあったしね。」 K 「あの人可笑しかったわね。トンチンカンな話で。」 A 「本当ね。ライヴならではでしょ。アッシさ、 最近コンサートよりもライヴが多くなってきたのはそのライヴならではの感覚を味わいたいからなのかな、 って思ったもの、苗場で。」 D 「でも、アキさん行ってませんでしたよね、苗場。」 A 「そうなのよ。何でかと言うとね、アッシ、スキーやスノボーやらないのよね。 ユーミンの苗場ライヴはやっぱりリゾート気分で行かないといけないんじゃないかなってすっと思ってた訳よ。 まあ、今でもそう思ってるんだけど。だから行ってなかったの。海でやる葉山や逗子のライヴにはず〜っ と行ってたけどね。」 D 「そうなんだ。アキさん泳ぐの得意そうだからな〜。」 K 「でも、もう一度行きたくなったんじゃないの?」 A 「そうね。楽しかったもん。でもさ、やっぱりスキーやスノボーやった後にライヴを聴いて、 数日滞在するっていうのが一番かなってね。」 D 「贅沢ですよね、そんな過ごし方。」 A 「そうね。だから今はとっても出来ないけど、ははは・・・・。」 K 「でもさぁ〜、楽しいって言うのはいいわよね。最近何かあった?楽しい舞台とか。」 D 「僕ありました。」 A 「教えてよ、ダン吉。」 D 「凄く小さな空間でやったオペラなんですけどね。」 A 「もしかして代々木上原でやった<ヘンゼルとグレーテル>のことかしらん。」 D 「そうですよ。アキさん、流石に良く知っていますね。」 A 「あれ、アッシも行ったわよ。」 D 「良かったですよね。」 A 「楽しかったわね。あんな小さな空間で、あの歌手達。まあ、オケは当然入ってなかったけど、 素晴らしかったわよ。」 K 「どんな人が歌ってたのかしら?」 A 「20年くらい前にチャイコフスキー国際コンクールの声楽部門で優勝した佐藤美枝子、 国際的なステージに立ち続ける持木弘、話題のソプラニスタ岡本知高、それから江原啓之ね。」 K 「江原って、あの江原さん?」 D 「そうですよ。彼、元々は音大出身で歌ってたんですよね。今は、本職以外で超有名になってますけど。」 K 「歌えるんだ。知らなかったわぁ〜。」 A 「あ〜いったオペラもいいわよね。コンサート形式じゃなくて小規模だけど、ちゃんとした歌手を配してやってる。 運営する方は大変だと思うけど、もっともっとやって欲しいと思うわよ。」 D 「そうですね。もう満足でした。」 K 「今度あったら教えて。行ってみたいわぁ〜。」 D 「お誘いしますよ、キムコさん。」 K 「宜しくね。アキちゃんはないの?楽しかった舞台。」 A 「今月は楽しい舞台に幾つもあたって幸せよ。ユーミンもダン吉の言ってたオペラもね。」 K 「で、他には?」 A 「国際フォーラムCでやってるミュージカル<カーテンズ>が文句無しに楽しい舞台だったわよ。」 K 「あ〜、東が出てるやつね。それに宝塚だった大和悠河も出てるのよね。彼女、歌、凄く下手よ。 でも大丈夫だったのかしら。」 A 「本当に下手だったわね。どうしようもないくらい下手。それに演技もね。まあ、 ダンスはそこそこだったけどね。」 D 「で、その舞台、どんな内容なんですか?」 A 「ブロードウェイを目指していボストンで公演しているミュージカル<ロビン・フッド> のカーテンコールで主演の女優が原因不明で倒れちゃって、その後病院で亡くなるのよ。」 D 「ミステリーなんですね、このミュージカルって。」 A 「そう。ミステリー・コメディーってところね。で、勿論不審死だから、検視をするんだけど、 そこで殺人だと分かるのよ。」 K 「で、東の刑事が登場って訳ね。」 A 「そうそう。東山紀之演じる警部補チョフィーが登場して捜査に乗り出すのよ。 そして舞台に関係している全ての人間が容疑者って事で全員に外出を禁止するの。」 D 「で、どんどん解明していくんですね。」 A 「そう。でもね、この警部補、とんでもないくらいのミュージカルオタク。」 K 「あら、そうなんだぁ〜。なんか面白そうじゃないのぉ〜。」 A 「そのうちに第二、第三の殺人が起こって・・・。」 K 「本当に面白そう。アタシミステリー好きなのよぉ〜。で・で・で・・・。」 A 「普通は殺人事件が起こった舞台は中止になるじゃない。それがまた不思議でさ、 絶対にブロードウェイを目指すってプロデューサーが言い出して稽古をはじめるのね。」 D 「何か、その辺に事件の鍵を解くヒントがありそうですね。」 A 「あら、ダン吉って探偵になれるかもね。ははは・・・。」 K 「で、その先は?」 A 「さっきも言ったけど、その警部補ってミュージカルオタクなのね。で、 稽古が進む途中で演出や音楽に注文を出し始めるのよ。」 K 「まるで演出家気取りってか?」 A 「そうね。でも、そうやって行くうちに段々解き明かされていくのね。」 K 「で・で・でぇ〜?」 D 「ダメですよぉ〜、キムコさん。まだまだ上演中なんだし、僕も観たくなちゃったんで、 その先は言わないようにって。」 K 「それもそうね。で、音楽とか役者達はどうだったのよ。」 A 「さっきも言ったけど、大和悠河の歌は本当に下手。でも、この舞台そのもののテンポの良さが、 そんな事はどうでもいいっていう感じにさせたわね。東山君も歌はイマイチだったけど、芝居は良かったし、 マルシアの歌、大澄賢也と岡千絵のダンスも良かったわよ。でも、何と言ったって鳳蘭の存在感が圧倒的だったわね。」 K 「ま〜、ツレちゃん、まだまだ現役なのね。」 A 「そうそう。っま、出来不出来はその時々で有るだろうけど、この舞台では役のキャラとピッタリだったし、 歌もいい。アッシが観た日は歌詞を飛ばしちゃったけどね、ははは・・・・。まあ、それもご愛嬌。」 D 「やっぱり行こうっと。」 K 「アタシも行かなきゃ。」 A 「まだチケット有るみたいだけど、もう直ぐ終わっちゃうから早くね。」 K 「あら、それじゃ、明日にでも行ってみようかしら。」 D 「キムコさん、明日行くんだったら一緒にどうですか?」 K 「いいわよ、ダン吉。どうする?待ち合わせ。」 D 「開演の30分前に会場前にしませんか?」 K 「オッケー!」 A 「あんたらさ、待ち合わせはいいけど、その前にチケットがちゃんとあるか確認しなさいよ。」 K 「あら、そうだったわね。」 D 「本当だぁ〜、ははは・・・。」 一同 「ははは・・・・・。」 おわり *登場人物は全て仮名です。 *今回紹介したお芝居などは、 1) 松任谷由実<SURF & SNOW>苗場 公演終了 2) GRUPPO KAPPA 旗揚げ公演オペラ <ヘンゼルとグレーテル> 公演終了 3) ミュージカル<カーテンズ> 上演中〜24日 東京国際フォーラムC そのほか大阪、名古屋で公演あり以上です。どうぞ足をお運び下さいね。 2010.2.21
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