<やっぱりいいよね!>の巻

あき(以下A)「いらっしゃ〜い!」

ニッキー(以下N)「こんばんは。また寒くなっちゃいましたね。」

A 「本当ねぇ。はい、オシボリ。」

N 「あ〜、ホッとするぅ〜。」

ユメちゃん(以下Y)「こんばんは。」

A 「あら、ユメちゃん、いらっしゃ〜い。はい、オシボリ。」

Y 「あれ?ニッキーも今来たところ?」

N 「そうなんだよぉ〜。偶然だね。暫く会ってなかったのに。来てたの?」

Y 「勿論来てましたよ。タイミングが合わなかったんだね。」

N 「そうだね、きっと。」

A 「今日は何にする?」

N 「あっ、そうだった。僕は今月のお勧めに決まり!っと。」

Y 「何?今月のお勧めは。」

A 「今月は丁度今週から<スプリング・バード>にしたのよ。」

Y 「あ〜、あれだよね、桜の入った。」

A 「そうそう。」

Y 「じゃ、オイラもお勧めで。」

A 「あいよっ!」

N 「ユメちゃん最近忙しいの?」

Y 「そうでもないんだけど、何せ3月じゃん、移動とか色々あってね。ニッキーは?」

N 「僕は相変わらずですよ。経済がこうだから、中々厳しくって。でも、 最近少しずつ仕事も増えてまきましたけどね。」

A 「はい、お待たせしました。」

Y 「ねえ、アキさん、ちょっと調子悪い?もしかして。」

A 「あら、分かる?先週からちょっと風邪気味でね。漸く良くなってきた所なんだけどぉ。」

N 「アキさん、先週は他のお店の周年パーティー多かったし、 相変わらずお芝居も行ってたみたいだからね。そりゃ疲れますって。」

A 「あ〜、嫌だ嫌だ。これが歳って事よねぇ。最近強く感じるわよぉ、ははは・・・。」

Y 「あんまり無理しないで下さいよ、本当に歳なんですから。ははは・・・。」

A 「まぁ〜、失礼ね!今日は倍付けよ!」

Y 「ひえ〜〜〜!それだけはぁ〜・・・。」

N 「所で、アカデミー賞予想クイズ、誰か当たったんですか?」

A 「今年は一人当たりがいましたよ。」

Y 「当たったんだぁ〜。結構難しかったよね。オイラは絶対<アバター>だと思ったからね。」

N 「僕もそうでしたよ。外れちゃったぁ〜、残念。」

Y 「アキさんは当然生放送見たんですよね。」

A 「勿論よぉ〜。結果を直ぐにアップしなきゃ皆に何言われるか分からないじゃない。ははは・・・。」

Y 「で、ショー自体はどうでした?」

A 「もう面白かったわね。毎年思うけど、ショートして完璧に作られてるのよね。」

N 「今年の司会者は誰だったの?」

A 「まずね、アッシが一番いらないと思っているレッド・カーペットから始まるんだけど、 こっちとしては早くショーを始めてほしい訳よね。」

N 「あ〜、分かる分かる。あれって退屈以外の何者でもないですよね。」

Y 「えっ、そうかなぁ〜。オイラは好きだけどね。まあ、ちょっと長い気がするけど。」

N 「で、再放送まで待てないから聞かせて下さいよ。」

A 「そうだったわね。何時もの様にオープニングが素敵なのよ。 今回主演賞でノミネートされている男女優が10人並んで始まるのね。そして名前を紹介された後、 二ール・パトリック・ハリスが出てきてお決まりの歌で始まるのよ。」

Y 「と言う事は、今年の司会者は彼だったんだ。」

A 「アッシも最初はそう思って、え〜・・・、ってね。 でも歌を聴いているとそうじゃない事が分かったのよ。」

N 「で、今年は?」

A 「天井からブランコに乗って現われたのがアレック・ボールドウィンと スティーブ・マーチンの二人。」

N 「何か二人の名前を聞いただけで面白そうですよ。」

A 「ね、そうでしょ。で二人と<恋するベーカリー>で共演し、 今回も主演女優賞にノミネートされているメリル・ストリープをからかうのね。」

Y 「どんな風に?」

A 「まあ、みんなも知ってると思うけど、彼女ってアカデミー賞に何度もノミネートされてるじゃない。 で、スティーブが最多のノミネートを称えるんだけど、その直ぐ後に、と言う事は、 最多の落選者だね、な〜んていうジョークを言うのよ。」

Y 「特に印象に残っているシーンってありました?」

A 「そうね、アニメ賞の紹介の時、ノミネートされているアニメの主人公に、もし受賞したら? っていう質問をするのね。」

N 「お洒落だなぁ〜。」

A 「でしょ。それから何時もいうんだけどメモリアルのコーナーね。それとは別枠だったけど、 ジョン・ヒューズ監督の追悼コーナーも素晴らしかったし、作曲賞の紹介で、 曲のメドレーを演奏するんだけど、今回は、それとダンスを組あわせて本当に素晴らしかったの。 それと監督賞の発表の時ね。」

Y 「監督賞は<ハート・ロッカー>のキャサリン・ビグローが獲ったんだよね。」

A 「そう。初めて女性が獲得したんだけど、その時のプレゼンターが バーブラ・ストライザンドだったのね。彼女が出てきた瞬間にアッシ、監督賞はビグローだな、って。」

N 「なんで?」

A 「だってさ、バーブラって言えば、もう20数年前に撮った映画<愛のイエントル>で ゴールデン・グローブ賞始め、数々の監督賞を受賞したんだけど、 アカデミー賞にはノミネートもされなかったのよ。 その時はアカデミー賞は女性蔑視みたいな論争も起こったくらいだったのね。」

Y 「へ〜、そんな事があったんだ。」

A 「で、バーブラが監督賞を発表する時、<この時が来た!>って言ってから発表したのね。 もう感激しちゃってさ。」

Y 「そうだろうね。ビグローは勿論嬉しかっただろうけど、 バーブラの嬉しさったら計り知れないだろうね。」

A 「でもね、その後作品賞の発表だったんだけど、 トム・ハンクスがプレゼンターで出てきたと思ったら、あっと言う間に発表しちゃって、 な〜んかあっけないっていうか、え?これで終わりなの?っていう感じだったのね。 最後の最後でガクっときちゃったわね。だけど、今年は受賞者のスピーチが凄く良くて、 本当に素敵な番組だったわ。」

N 「やっぱりアカデミー賞ってショートしても素晴らしいんですね。 まだ再放送ってあるのかな?」

A 「あら、丁度今やってるんじゃないの、NHKのBSで。」

Y 「アッチャ〜。失敗しちゃったよぉ。撮るの忘れたぁ〜。」

N 「アキさん、後で見せてもらえますか?」

A 「勿論、いいわよ。」

Y 「そうそう。<上海バンスキング>の楽日はどうでした?」

A 「もう、無事に終わりました、って所よね。本当に何時観ても素晴らしくて。 脚本がしっかり出来てて役者も良くて、やっぱり良いわね、って。」

N 「楽日も行ったんですね。結局僕は行けなかったんですよぉ。 次に機会があれば行きたいんですけどね。あるかな〜。」

A 「う〜む、ちょっと難しいかもね。でも、今回相当な人気でチケットは即完売、 当日券も数時間前に並ばないとゲット出来ないほどだったから、アンコール上演があるかもね。」

Y 「オイラもやっとの事で当日券ゲットできたんだけど、何せ立ち見じゃん。もう見切れちゃってさぁ。 でも、良かったなぁ〜。オイラもまた観たいな。今度はちゃんと座ってね。ははは・・・」

A 「そうね。早くも今年bPの声も有るくらいだからね。 アッシもアンコール上演があったらまた行きたいわね。」

N 「三人でいきませんか?」

Y 「そうだよ。」

A 「そうね。頑張って取りましょうよ。って、再演が決まったらの話だけどね。ははは・・・。」

N 「そう言えば始まりましたね、<ナイン>。アキさんの事だからもう行ったんじゃないんですか?」

A 「まだよぉ〜。映画館には行ったんだけど、違うの観ちゃった。終わりそうだったし。」

Y 「何観たの?」

A 「<猿ロック>。」

N 「きたよ。アキさん好きだよね、市原隼人。」

Y 「そうなんだぁ〜。あ〜いうのが好みなの?」

A 「あら、可愛いじゃないの。もう<隼人命>って感じよ。」

Y 「おバカ映画でしょ、あれって。」

A 「そう言っちゃったら終わりじゃな〜い。まあ映画にするほどでもないけどね。 TVで十分なんだけど、大画面で観るっていうのも良いものよ。」

N 「もうアキさん市原隼人だったら何でもいいんだからなぁ〜。」

A 「まあ、いいじゃないよぉ〜。見た感じはちょっとワル。でもとっても真っ直ぐで純粋なのね。 そんな子、今どき居ないじゃない。もう抱きしめてあげたいくらいよ。」

Y 「あ〜あ、ダメだこりゃ。ははは・・・。」

N 「いいですよね、そうやって応援できる誰かが居るって事は。」

Y 「まあ、そうだよな〜。」

A 「ただのファンよ。別にアッシのものになる訳じゃないんだからさ。」

Y 「ま、そりゃそうだよね、ははは・・・・。」

N 「本当だ。ははは・・・。アキさん、もう一杯下さい。」

Y 「じゃ、オイラも宜しく!」

A 「アイヨッ!」

一同 「ははは・・・・。」

*登場人物は全て仮名です。

*今回紹介したお芝居、映画は・・・

 1) 第82回米アカデミー賞   放送終了

 2) <上海バンスキング>   上演終了

 3) <猿ロック>     上映中

 4) <ナイン>      上映中
以上です。桜もそろそろ咲きそうです。どうぞ足をお運び下さいね。

2010.3.21


Back Number!