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<贅沢な空間>の巻
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ヨッシー(以下Y)「今晩は。」 あき(以下A)「あら、ヨッシーいらっしゃい。はい、おしぼり。」 Y「ありがとうございます。え〜〜と、今日は菊水にします。」 A「あいよっ!グラスとおチョコ、どっちにしようか?」 Y「おチョコで。」 A「この中から選んでね。」 Y「え〜〜と、う〜〜む、じゃあ、これにしようかな。」 A「はい、どうぞ。」 Y「そういえば、あきさん、見ましたよ、TV。」 A「あら、見られた?恥ずかしいわ。すごく太って見えたでしょ。」 英子(以下E)「あら、見えた、じゃなくて太ってるんでしょ。でもさ、それ何なの?ねぇ。」 Y「英子さん、見なかったんですか?BSですよ。」 E「何やったのよ。僕は見てないよ。」 Y「あきさん、何でしたっけ?タイトル、というか、昔の番組名。」 A「<ステージ101>よ。」 E「<ステージ101>?まあ、懐かしい事ねぇ。僕の青春時代だったわね。」 A「ちょっとぉ〜。英子の青春時代って、もう少し前じゃないの?アッシの青春時代よ。」 E「あら、そうだったかしらん。僕の青春時代だと思ったけど、違ったのかな?」 Y「まあ、いいじゃないですか。あきさんにしても、英子さんにしても、青春時代だったんですよ、きっと。 そう思いましたもの、TV見て。」 E「でもさ、それ何時やったの?」 A「10月の終わりにね。何しろ厚生年金会館で<さよならコンサート>してから丁度30年目なのよ。だからさ、 懐かしさでいっぱい。今回はシアター・コクーンだったんだけどね。まあ、 懐かしさとは裏腹に現実を見る悲しさというのもあったわね。」 Y「それは、ただ単に、歳をとったとか・・・?」 A「そうよね。自分もそうだけど、みんな老けちゃって。」 E「そうよねぇ、老けちゃうわよねぇ。どんな人が出てたのよ。」 A「もう、当時のほとんど。だけどね、残念な事に、串田アキラや高橋キヨシの姿がなかったのよね。まあ、 今でも活躍している二人だから、忙しかったのかもしれないし。」 Y「今でも活躍してるんですか?その二人。」 A「まあ、メジャーじゃないけどね。コマーシャル・ソングや、ライヴでね。」 E「時々<ぴあ>で名前見かけるよぉ、今でも。」 Y「へ〜。その他に、オイラでも知っている人っているんですかね。」 A「ヨッシーが知っているといえば、そうね、田中星児かな。」 Y「あ〜。<ビューティフル・サンデイ>のね。じゃあ、あの歌っていたのが本人なんだ。イメージ違うなぁ。」 A「でもさ、田中星児はまだ良いほうよ。藤島新なんて、あんなにハンサムだったのに。若子内悦郎や、 塩見大治郎、石岡ひろし、山崎功もそうだし、チヤープスやバーズといった女性コーラスの人たちもね。」 Y「太田裕美さんはどうなんですか?」 A「彼女は流石に現役ね。ほとんど変わってない。あと諏訪マリーさんもね。」 Y「彼女ってステージ101のメンバーだったんですか?でも、気付かなかったな。」 A「そうでしょうね。一番最後の<涙をこえて>を歌っているときに入ってきてたから。」 E「上條は出てた?」 Y「いましたね。思い出話をしてましたよ、確か。でも、昔の歌ばかりで、オイラにはさっぱり分かりませんでしたよ。」 E「そうは言うけどね、ヨッシーみたいな今の人には分からないだろうけど、当時はね、あの<ステージ101> という番組で外国の曲を覚えたものだったのよ、ねえ、あきちゃん。」 A「本当ね。懐かしい曲のオンパレード。<プラウド・メアリー>、<恋はフェニックス>、<サンホセへの道>、 <明日にかける橋>、ビートルズの曲の数々、それに<キリング・ミー・ソフトリー>・・・。」 Y「あ〜〜、それ知ってます。ネスカフェのCMで流れてたアレですね。」 E「あとさあ、あれ、あれだってば、・・・う〜〜むほら、JALのCMで流れてたやつ。何だっけ?」 A「<アップ・アップ・アンド・アウェイ>でしょ。」 E「それそれ。ま〜〜〜あ、贅沢な空間にいたのね。、あきちゃん。でもさ、オリジナルの歌もあったよな、 それも歌ったんでしょ、当然。」 A「もちろんよ。<101のテーマソング>、<涙をこえて>、<恋人中心の世界>、<D51>、<若い旅> それに<ハイスクール・ブギ>ね。」 E「イヤ〜〜〜ン、居たかったわぁ〜。」 Y「そういえば、先ほど英子さんが、贅沢な空間って言いましたけど、オイラ、その贅沢な空間に昨日いたんですよ。」 A「あら、何処に行ったのよ。」 Y「サントリー・ホールなんですけどね。」 A「あら、ヨーヨー・マね。」 Y「よくご存知で。」 A「アッシもいたもの。」 E「実は僕も居たわよ。」 Y「それじゃ、一緒のプログラムを聴いていたんですね。」 E「でも、会わなかったわね。休憩時間にワイン飲みに行かなかったのかしらん、アンタたち。」 A「あら、アッシは行ったわよ。本当に会わなかったわね。」 Y「そうですね。でも、ほんと、贅沢な空間Dしたよね。そおう思いませんでした?」 A「そうね。アッシもそう思っていたのよ。<ラテン・アメリカへの憧れ>っていうプログラムだったでしょ。 うちのH.P.でも紹介したCDからの曲が多かったけど、音楽とホールの空間が本当にマッチした素晴らしいコンサートだったっわね。」 E「良かったねぇ。贅沢だよ、贅沢。なかなか無いでしょ、あんなコンサートは。」 Y「CDで聴いているのとは、やっぱり一寸違いますよね。お金を払って良かったって思いましたもん。」 E「そうだ、ねぇあきちゃん、あるでしょ、ヨーヨー・マ。かけてよ、ねえ、かけてぇ〜。」 A「ちょっと、気持ち悪いから。かけるからね、待っててよ。え〜〜と、あったわ。」 E「それじゃ、その前にビールもう一本。」 A「あいよっ!・・・・はい、お待たせ。」 Y「あきさん、ヴォリューム、少し大きくしません?」 A「そうね、いいわよ。」 E「いいね、昨日のコンサートが甦ってきたわぁ〜。」 Y「でも、いいですね、音。ここって本当に音がいいんですよね。」 E「そうねぇ、部屋で聴いているのとまた違って、いいかもしれないわねぇ。」 A「そうなのよ。アッシも思うんだけど、自分の部屋ではこんな風には聞えないのよね。」 Y「何でなんでしょうか?」 E「システムも大した事ないのにねぇ。不思議だわねぇ。」 A「アッシ思うんだけどさ、この店の広さと音響がピッタリなんじゃないかとね。」 E「あ〜〜、それはあるわ。そうねぇ、ピッタリかもよ。この小ささがね。あら、そうだわ、そうだ。」 Y「て、言う事は、今、オイラが飲んでいるこの空間が贅沢だ、って事ですか?」 A「そうよ、そうそう。贅沢な空間。ここにあったのよ。そうじゃない。じゃあ、サントリー・ホールに行っただけ無駄だった、 ・・・てな事はないわね。はははは・・・・。」 E「なに寝言いってるのよ、いい加減になさいませ!」 Y「でも、贅沢な空間ですよ、ペンギンは。」 A「ありがとね。何にもサーヴィスないけど。ははははは・・・。」 一同「はははは・・・・・。」 おわり *今回紹介した公演は、 1)<ステージ101>復活コンサート 公演終了 TV放映も終了しました。 2)ヨーヨー・マ<ラテン・アメリカへの憧れ> 公演終了 2004年1月1日にBSにて放送あり。 <ステージ101>も<ヨーヨー・マ>もCDが出ています。一度聴いてみては如何でしょうか。ヨーヨー・マのほうは、 当H.P.でも紹介していますので、そちらもご覧下さいね。 |