◆シフトアップしない症候群。 2000.12.20(水)

これってトップかなぁ?加速いいなぁ...。

「おっかしいなぁ、踏みこむとやけに加速するぞ。レスポンス良すぎ...」と思っていたら「なに!? 3rdやん!」。
トップ(4th)とばかり思っていたのが、実はシフトアップせずに3rdを引きずっていたのです。よくよく確認するように乗ってみると、やっぱりシフトアップのタイミングがおかしい。ローを引っ張ることはほとんどないけど、2ndから3rdのシフトアップが遅かったり、トップに入りにくかったりとまちまちだ。

普通なら2000回転以下でもトーン、トーン、トーン、と上がっていくはずが、2500回転以上回してもシフトアップしてくれなかったりする。40km/h定速走行時でも、ちょっと気を許すと3速キープで走ってる。これじゃあ回転数が高過ぎ、エンブレも効き、燃費にだって影響します。「やばいなぁ、欧州車はAT弱いからなぁ」。そこで考えることはひとつ

「50万円コースかぁ....」

早まるな。まだ、そうと決まったわけではない。そうだ、そう言えば雑誌に「ATFは4万km毎の交換がお勧め」と書いてあった。僕のも3万km後半に入ってきたし、乗り潰すつもりなんだからお手入れはこまめにしてあげなきゃいかん。ってことでATFオイル交換とエレメント交換をとりあえずすることにしました。

仕事帰りの夜9時半、ガレタケへ(もっと早く来てってさ)。
リフトで上げて、オイルパンの栓抜いてオイルがダァー、パンを外してオイルがポトポト、同時にもう1カ所からもオイルがジャー、って感じで抜き始めた。「Mercedesはここからも抜けるから、一気に8リットル抜けるんだよ」。普通は一気に全部抜けないらしくて、何回か交換すると最後にはきれいになる、って感じらしい。Mercedesはメンテナンス性を考えた車づくりなのだ。「ふ〜ん。やるじゃん」とは思いつつも「長持ちはせんのか」とも思った(笑)。

オイル注入。なにやらアリクイのように長く細いホースで、エンジンルーム奥にある注入口へ入れ始めた。もっとダァーて入れば早いのに。結構これも手間がかかった。量もこまめにちょこちょこ見ながら、時折エンジンを回して、またチェック!ってな感じなのです(ずっとは見てなかったけど)。たくさん入れ過ぎると溢れ出して大変だったと聞いたことがある。こればかりは「たんもりサービスしました!」ではいけないのだ。最後であせってはだめだめ、ジャストでね!

「乗ってきてみて」。っていうから乗ってきた。やっぱりタイミングはいまいち。でもシフトは滑らかになった。「タイミングは変わってないようだけど、いい感じにはなったよ」。まずはこれで様子を見ることに決めたのでした。

.....しばらく経って

なんも問題無し。変わらないし、大きな支障があるわけでも無し。回してしまえば程よくシフトアップして良く走る。破門連合総本部でちょっと質問してみたら、いろいろ教えてもらえました。「タイミングだけではなんとも言えない。だましだまし乗れば3万km以上走っている今でも絶好調」byハンマーさん。「逝っちゃう前は坂道などで良く分かる。ギヤが変わるたびにブオンブオンいうから」byやまさん。「M103用のATあるよ、M104にでもつくと思うよ」byそやさん。「いろいろ原因は考えられるよ(...僕には難しい話だった、笑)」byこばさん。ありがとうございました。いろいろな情報を基に自分なりに考えた結果、

◎「シフトのタイミングがずれる」は、まだ寿命ではない(と思いたい)。
◎「空ぶかし症状」が出たら「すべっていてヤバイ」とする。
◎「つぶれるまではいいじゃん」これが結論!(笑)

これからはATへの負担が少ない運転をこころ掛けよう。

心掛け一、ギヤを入れたらミートを感じるまでアクセルを当てない。
心掛けニ、バックギアに入れる場合はちゃんと止まってからにする。
心掛け三、キックダウンするほどのフル加速はほどほどにする。

当たり前のことだけど、結構ちゃんとしていなかった。かわいがってあげないと、車だってダダをこねるさ。でも回してあげなくてもダダをこねるだろ?難しいやつだな、おまえも。



◆シフトアップしない症候群-パート2。 2000.12.28(木)

はい、またです(笑)

今日は送別会。最近は忘年会やなんだかんだで集まりが多い。おかげでこばさんとこ行けなかったしなぁ。なんて、いろいろ考えながら「乗ってきなっ」って二人後ろに乗っけて街の立体駐車場へ。そこに行くまでに二つ嫌なことが起こった...。

まずは「ガリガリ事件」。交差点で180度ターンをしたら(しちゃかんって)、左フェンダーがタイヤとこすれてガリリリリリリ〜〜〜♪
「あ〜らららら...曲がる時はゆっくり曲がろうね(内心:ショック固くしたろかなぁ)」。でもこんなことではくじけないのです。こすってるのは分かってるんですから。

つぎに「ズリリ事件」。街中の立体駐車場ですから上り坂はけっこう急です。で、人が後ろに2人乗ってます。さて問題です、っつーか正解です。滑りました。ちろっとね。
動かなくなっちゃったわけでなく、踏み込んだ時に一瞬ズズズッて感じで滑ってすぐミートして動いたんだけど。これがやまさんの言った「坂道のシフトアップで分かる」ってやつだ、なんて感慨にふけっている場合でもなく、ついに来たって感じで頭ではお金の計算を自然とし始めます(爆)。やっぱ「タイミングのズレ=寿命」かな?と思っていたところ、最後の悪あがきを見っけました。

圧送式ATF交換!?

最近近場のショップをいろいろと回って話しをしているうちに「ATFってどのくらい変えた?」という話になって「8リットルくらいかなぁ」なんて話していたら「全部きれいになってないかもしれないね。一度20リットルくらい流してみる?」ってことになった。ブラッシングしながら入れかえるみたいで「理論的には完全にきれいになる」らしい。ATのOHに比べれば安いし、悪あがきにはちょうどいいし。

さて「圧送式交換」ていったけな?、ATFが冷やされにラジエターまでやってくるパイプのジョイントを外して、そのパイプからATFを抜き取りながら、抜き取った分と同量の新品ATFをATに戻してやるっつうものです。オイルパンなどは一切開けないのです。セットが完了したらエンジンを掛けて、圧力はそのまま20リットル近くを送りながら抜き取ります。交換したばかりだからATFはきれいそのもの。どっちにしても実にもったいない話ですが、理論的に全て入れ替わることになります。よくATの分解写真を見ると脳みそのシワのように入り組んでいて詰まりそうですものね、これくらいしないといけないっしょ。

作業時間は1時間も掛かりませんでした。フィルター交換してるし、実に簡単な作業でした。

帰りながら、一応甘くなっていたシフトアップがキビキビしてました。NからDにシフトチェンジした時のググッという押し出しの感触も復活です。「ゼロヨンやったりすると5000キロで滑るよ。いいやつ入れても1〜2万キロ」なんて使い方している人もいるので、滑りはある程度しょうがないのかなんて考えてしまいます。しかも「このATって、なんにも言わない他のお客さんのよりいいよ」なんて言われる始末。気にしすぎもいけないかもっす。

完全復活とはいきませんが生き延びる方法としていかがでしょう?値段25kくらいでした。あとは4人乗って立駐の急坂ですべらなければOKっす。








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