絵 赤目

形態:妖精
反応:非友好的
知能:中
遭遇:市街、平原、丘陵
出現:単独から数人



 赤目は外見はエルフに酷似する珍しい人間型の種族であり、筋張った細身の体格をしてたいていはぼろぼろの衣服か旅装束を着ているが、特徴的なのは目が大きく常に目蓋が閉じられていることである。特に治安の悪い街に住んでいたり、または定住せずに各地をさまよっており、旅人や余所者に対して因縁をつけたり、もめごとを起こすのを好む。

 だが彼らが恐れられている原因は生来の能力による。生まれつきあまりに強い視力を持っている赤目の視線は、目蓋を閉じていても物の輪郭が分かるほどに強力なばかりでなく、ひとたび目を開くと瞳から炎の視線が走り、目につくものを焼いてしまうのだ!炎はきわめて強力で、狙いは正確ではないが人間の手足程度であれば焼き切ってしまうこともできる。
 この能力のために、赤目はどこの社会でも受け入れられず、敬遠されて放浪をくりかえしながら他種族への憎悪をつのらせているのだ。


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