絵 殺し蝿

形態:昆虫
反応:攻撃的
知能:低
遭遇:森林、密林、沼地
出現:少数から群れ



 蝿と呼ばれているが凶悪な虻の一種であるとされる殺し蝿は、比較的温暖で高湿な地域に生息する獰猛な肉食性の昆虫である。体長は最大で3センチから5センチメートルほどにも達し、小さな群れを成して飛び交っている。

 殺し蝿の名の由来はその凶暴な習性に由来する。巣に近づいた獲物に集団で襲い掛かり、頑丈な顎で肉を咬みちぎるとその傷口に卵を産み付ける!しばらくするとウジに似た幼虫が孵って犠牲者の肉を食い、やがて蛹から成虫になって飛び去る。犠牲者の大半は死に到るが、まだ卵のうちに傷口を切り取ってしまうか焼いてしまえば助かる。
 大型の獲物に対しても躊躇せず襲い掛かるので、生息域の重なる原始人をはじめ多くの生き物に恐れられている。


他の項目を見る