絵 血の怪物

形態:怪物
反応:攻撃的
知能:低
遭遇:廃墟、洞窟、沼地、地下迷宮
出現:単独



 沼の怪物鉤爪獣のように、比較的新しい無秩序から生まれたとされている怪物の中でも、血の怪物は凶暴さにおいて群を抜いている。
 外見は絶滅した恐竜か、二足歩行を行う巨大なワニ大トカゲを想起させるがそれらよりもはるかにどう猛で、湿り気のある薄暗い洞窟やよどんだ堀を歩きまわっている。苔と血と泥とで全身が臭気をはなつ汚らしいぬめりにおおわれている。

 血の怪物はおどろくほど嗅覚にすぐれており、はるか遠くから獲物を見つけるとまだ気がついていない犠牲者をゆっくりとつけまわして逃げ場の無い狭い場所へと誘い込もうとする。行き止まりや狭い場所に追い込むや姿をあらわし、力強い両腕についた鉤爪で引き裂いたり、ずらり牙が並んだ巨大な口で鎧ごと咬みくだく。厚すぎる皮膚とあいまってこの怪物を傷つけることは困難だが、やわらかい口の中を傷つけることができれば苦しんでいるうちに逃げる機会が生まれる。


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