絵 カラコルム

形態:人間型
反応:非友好的
知能:中
遭遇:洞窟、荒野、地下迷宮、廃墟
出現:単独



 カラコルムはトカゲ兵に良く似た容姿を持つ二足歩行の爬虫類じみた姿をしているが、その起源は全く別の種族であるとされている。体格ではややトカゲ兵に劣り、きわめて長い尾をひきずるように歩くが最大の特徴は頭が二つあることであり、落ち着きがなく絶えずふたつの頭同士が会話を続けている。
 頑健で力が強く、戦闘に当たってはそれぞれの頭が別々に思考する事が可能であり、戦うとなれば油断のならぬ戦士となる。両腕にそれぞれ持った武器で器用に攻撃を仕掛けてきたり、一方の頭が防御に専念するようなこともできる。

 カラコルムは邪悪な主人に奉公し、牢獄や宝物庫の番をしていることもある。好物である死んだと、多少の娯楽に用いることができる捕虜の一人でもあれば主人には献身的に仕える。だがカラコルムはネズミを極端に恐れており、見ただけで二つの頭を抱えて震え出してしまう。これは彼らの信奉するトカゲ神スシス・チャがネズミの神カリープを咽につまらせて死んでしまった伝説に由来すると言われている。


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