絵 銅龍

形態:幻獣
反応:攻撃的
知能:低
遭遇:洞窟、沼、廃墟
出現:単独



 龍は極めて稀少な種族である一方で、固体ごとの差異が驚くほど多岐にわたる。銅龍はその中でも比較的珍しいもののひとつである。外見は洞窟龍に酷似した小型の龍で体高が2メートルを超えることは少ない。樽のような胴体に長い首と尾を持つ爬虫類じみた怪物だが、全身がいぼや棘だらけの青銅色の鱗に覆われており、銅龍の名のもとになっている。湿気のある洞窟や沼地の近くにねぐらをつくり、狩りをするときを除けば巣穴で怠惰に眠っていることが殆どだ。
 縄張りに立ち入ったものや狩りの獲物に対して凶暴に襲いかかり、長い首を伸ばして咬みついてくるか鉤爪で引き裂こうとするが、同時に体内にためこんだ電気を解き放つこともある!放電は強力で、小型の生き物なら一撃で死に至らしめることもあるし人間程度の相手であっても気絶させてしまうが、あまりに体力を消耗するために一日に一回程度しか使うことはできない。仕留めた獲物はねぐらに引きずりこみ、そこでゆっくりと食べる。

 銅龍は放電を効果的に使うために湿地に潜んだり、ねぐらに金属を敷きつめたりする。


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