絵 毛深サイ

形態:動物型
反応:中立から非友好的
知能:低
遭遇:氷原、森林、平原
出現:単独



 サイの亜種にあたるとされている毛深サイは外見は親類に近く、四本の太く短い脚で支えられた巨体と鼻先に突き出た二本の大きな角を持っている。ふつうのサイに比べると体高に勝るがわずかに細身で下半身が小さく、名の通り長い褐色の毛で全身がおおわれている。
 氷指山脈を越えた向こう、主に寒冷な地方の平原から森林地帯を中心に広く棲んでいるが、数は多くなく点在していて僅かな下草を食べている。本来は草食性の生き物であるが、特に食料の少ない地域に棲んでいる個体は縄張り意識が強く、威嚇し場合によっては攻撃も辞さない。巨体で突進し、角の一撃で大穴を開ける。

 毛深サイは一角獣との類縁関係が指摘される事があるが、真実は分かっていない。だが東方には突き出た角が一本しかない毛深サイの亜種が存在し、近隣の原住民や商人には昔から混同され、毛皮やその角を得るために乱獲されて数を減らしていると言われている。


他の項目を見る