絵 マンティコア

形態:幻獣
反応:攻撃的
知能:低
遭遇:廃墟、洞窟、地下迷宮、荒野
出現:単独



 古代の狂った魔道士によって作り出された邪悪な成果の中でも、特に恐るべき存在をひとつ挙げるとしたらそれはマンティコアであろう。強力な魔法を用いて獅子の胴体にコウモリの羽、サソリの尾を持っているが頭部は牙だらけの人間のそれであり、長い髭とたてがみが一体化している。
 最初のマンティコアを作り出した魔道士はそのうちの一頭に殺されたが、その後マンティコアは過酷な風土に散らばり、あらゆる生あるものへの憎しみをつのらせているのだ。

 攻撃には鉤爪か尾の先にある毒針を用い、前足の鉤爪で押さえつけて毒針で突き刺す。毒は強力で、犠牲者はすみやかに死に到る。マンティコアのねぐらには過去の犠牲者の遺物が散乱しており、消化できなかった固いものがあたりに散らばっている。


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