絵 ミク

形態:妖精
反応:友好的から非友好的
知能:高
遭遇:廃墟、地下迷宮、市街
出現:少数



 きわめて珍しい種族であり、うちすてられた廃墟や頽廃した裏町に身を潜めるように隠れ住んでいる、ミクの存在を知る者はごくわずかにしか存在しないがその姿について知っている者は更にごく稀だ。
 ミクの外見は背の低いエルフに似て小柄で痩身、全身が無毛で衣類や装身具は何も身につけず、二人から三人程度の少人数で過ごしていることが多い。彼らは目くらましや幻覚の達人であり、たいていはこうした本当の姿を見せずに、棲み家にある古びた家具や敷物に姿を変えていることもあれば、全く別の生き物の姿をしていることさえある。

 彼らの目くらましの術は驚異的であり、たとえば毒蛇に化けていれば、咬まれた者は全身に毒がまわって本当に死んでしまうほどである!だがあまりに大きすぎるものや反対に小さすぎるものには化けることができず、また金属製品にだけは化けるどころか、目くらましの最中であっても金属に触れただけで術が解けてしまう。戦わざるをえない場合は細い針剣を使うこともあるが、むしろ毒蛇や狼に化けて襲ってくるか、鳥に化けて飛んでいってしまう方が圧倒的に多い。ミクは財宝に目が無く、金品による贈賄には快く応じてくれる。この時にはかんたんな助言や手助け程度なら気前良く行ってくれる。


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