絵 ミニマイト

形態:妖精
反応:友好的から中立
知能:高
遭遇:廃墟、市街、荒野
出現:単独



 外見は妖精そのものと変わらないミニマイトは、古い賢人の記録によれば本来は両者ともに同じ種族であり、森林にいる仲間と変わらない姿をしているが遥かに文明的で洗練されているとされる。小柄で昆虫のような羽根のはえた姿をしているが、かつては相応の文化を持っていたと言われており、古代の文明に見られるゆったりした独特の衣服を着ている。
 知性は充分だが、たいていは寂れた町や村、人気のない廃墟を孤独に放浪して暮らしており、一箇所に留まることは少ない。妖精と同様に好奇心に満ちている一方できわめて狡猾な種族でもあり、周囲にトラブルを巻き起こしては楽しむことを好む。

 ミニマイトの最大の特徴は秘められた魔力の力場であり、このために彼らの周囲にあるあらゆる魔法の力は一時的にその効果を全て失ってしまう。唱えられた呪文は効果がなく、魔法の道具は輝きを失い、そのために多くの魔法使いに嫌われている。これはかつて彼らにかけられた強力な呪いの儀式の産物によるものだとされているが、真偽の程は確かでない。


他の項目を見る