霧の吸血鬼
形態:妖異
反応:攻撃的
知能:中
遭遇:沼地
出現:単独
沼地や湿地帯の中でも特に霧が絶えることのないような地域には、亡霊めいた霧の吸血鬼と呼ばれる怪物が棲息している。鬼火の親戚とも呼ばれており、外見は生息地にただよう霧めいた姿をしているが、どことなく人間めいて見える青白いかたまりに見える。
知性を持っており、獲物を捕らえるために巧妙な手段を用いることが多い。好んで用いる方法は、過去の獲物の遺品である何か目立つ品を道のわきに置いておき、獲物が気づいたところで霧の中からうめき声をあげて助けを求める、というものだ。沼地の中におびきよせたところで襲いかかり、覆いかぶさると精気を吸い取ろうとする!
この怪物に対しては武器はほとんど役にたたず、火や風を用いれば辛うじて身を守ることができるが、それでもこの生き物を完全に殺すことはできず、追い払うのがせいぜいである。
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