絵 マンギー

形態:動物型
反応:中立から非友好的
知能:低
遭遇:山岳、丘陵、森林
出現:少数



 マンギーは死霊猿などと同様の小型の猿の一種であるが、その詳細な姿を知るものは少ない。その理由は彼等の生息域の広さや個体数によるものではなく、警戒心の強さと抜け目のなさによる。
 外見はやや黒い、短い毛に覆われた闇に赤く光る目を持つ小型の猿である。常に数体で行動し、俊敏で気配を悟られずに他の生き物に襲いかかることができる。昼でも夜でもマンギーの姿をじゅうぶんに視界にとらえることは難しく、最も嗅覚や聴覚にすぐれた野生動物でなければ彼等を見つけることはきわめて難しい。

 雑食性であり、本来は果実や小動物を食べているために人間に襲いかかることは稀だが、光る物に目がなく旅人に気づかれないように宝飾品や金貨をすり取ろうとする。この場合も荷物に忍び込むマンギーを見つけることは難しく、よほど注意をはらっているか幸運な者でなければ自分の荷が軽くなったことに気づかない。噂ではマンギーを飼い慣らして盗みの手助けをさせている者がいるとされているが、飼い慣らす前にまず捕まえることが困難であるにちがいない!


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