ナンカ
形態:妖異
反応:攻撃的
知能:高
遭遇:様々
出現:単独
英雄的な冒険者を助けたり、あるいは陥れるために神々が及ぼそうとする力は多岐にわたっている。善の神々はスーマをつかわして冒険者を助けたり、運や偶然を司る気まぐれな神であれば魔神を送り込み、願い事や助言で人を誘惑しようとする。そして魔界の王や邪悪な神々はナンカと呼ばれる危険な存在を派遣するのだ。
ナンカは魔神やスーマと同じく実体をもたないが、姿をあらわすときには邪な二つの目が光る黒い煙めいたかたちをとる。狙った獲物の魂を主人のもとに持ち帰るために、おそるべき罠をしかけることが多い。
そうした罠の中でも代表的なものは、獲物が見のがしようのない場所に置いてあるガラスのビンや飾りたてられた箱の中に隠れるというものだ。ビンであればしっかりと栓がされているが、開けられるや中から黒い煙の雲が流れでて犠牲者を包み込んでしまう。そのまま犠牲者もろともふたたびビンに流れこみ、魔法でもとどおりに栓をすると連れ去った魂を魔界に持ち帰ってしまう。銀か魔法の武器であれば、かろうじてこの怪物に立ち向かうことができる。
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