絵 夜魔人

形態:妖異
反応:攻撃的
知能:高
遭遇:魔界、廃墟、地下迷宮
出現:単独



 夜魔人は蛇魔人につぐ地位を持っている魔界の司令官であり、角魔人の別称で呼ばれる怪物とは全く別の存在である。おぞましい魔界の城の中にあり、人界の様子を映し出す魔法の水鏡の周りに陣取って残酷な邪悪の兵団を送り込もうと画策していることが多い。
 四体いる魔人の名前はそれぞれシャコール、レレム、カリン、それにヴラドナといい3メートル近い身長をした人間型の生き物だが、筋骨隆々とした身体は爬虫類じみた鱗に覆われており手には鉤爪が生えている。やはり爬虫類じみた頭部がふたつあって、それぞれの頭が単独で口を聞いたり思考したりすることができる。

 四体は三人の蛇魔人のいずれかに仕えているが、現界に攻め入るよりも同族間で争っていることが多い。記録に無い遥か昔に地上に湧いて出たときは無数の下位魔人と不死の魔物を率いて、骸骨馬を駆り地獄犬を連れていたとされる。だが全ては神話の域を出る存在では無く、その真偽が定かでは無い事を我々は喜ぶべきかもしれない!


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