絵 小人

形態:人間型
反応:中立
知能:中
遭遇:森林、平原
出現:単独から少数



 小人は主に森の中や丈の高い繁みに暮らしており、体格に相応しい小さな集落をつくって生活している。人間の腰ほどまでしかない背丈を除けば外見は人間に酷似しているが、やや耳と鼻が大きい。

 手先が器用で専用の針剣や弓のような武器を持ち、草や葉を編んで作った服を着て、目立たぬように泥や芦で覆われた小さな家をつくって住んでいる。余所者には警戒心こそ示すが、たいていは物陰に姿を隠しながら両の靴ひもを結んで転ばせたり、荷物をくすねたりする程度の悪意のない悪戯で気さくに接しようとする。
 戦いとなれば小刀で身を守ろうとするが、それよりは逃げ出してしまう方を選ぶ。だが妖精と出会ったときだけは話が別で、彼らの背中の羽根や魔法の能力をねたんでいるのかこの時だけはどちらかが死ぬまで戦い続ける。特に治安の悪い街では小人と妖精の戦いは格好の娯楽となり、捕まえては檻や柵の中で争わせて賭けの対象にする。


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