絵 火トカゲ

形態:妖異
反応:攻撃的
知能:低
遭遇:精霊界、火山の中
出現:単独



 火トカゲは力の弱い火の精霊の一種であり、普段は火妖界と呼ばれる異界に存在しているが、ごくまれに魔法的な儀式によって呼び出されたり、燃えさかる火口の洞窟のように、特に彼らの力が強く及ぶ場所に潜んでいることがある。
 外見はふつうの大トカゲに似ているが大きさはまちまちで、体長が数十センチメートルから数メートルにまで達する。大きいものほど力が強く、赤銅色の鱗は全身が薄い炎と煙の膜に包まれており、近づいたもの全てに火傷を負わせることができる。

 強力な魔術師が呼び出して扱う場合には、特に大型で強力な火トカゲになるほど破壊的で制御も難しくなるが、小型のものであれば従順でかんたんな支配の呪文の一節だけで操ることができる。精霊と同様に銀か魔法の武器でなければ傷つけることができないが、多量の水や砂をかぶせて火を消し去ってしまえば、力を失った火トカゲは火妖界に帰っていく。


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