絵 巨人(嵐巨人)

形態:巨人
反応:中立から非友好的
知能:高
遭遇:山岳
出現:単独



 嵐巨人は神々の最後の末裔といわれており、人が訪れることが出来ないような高峰に石造りの居城を建て、ふだんは下界を見おろして静かに暮らしている。身長はおよそ8メートルと高いにも関わらず、他の巨人族に比べて遥かに痩せているが筋肉質で肌は青白く、髪は金か銀色をしている。長衣をまとい、地味だが洗練された衣服を好む。

 嵐巨人は古代から伝わる秘術や知識に長じており、天候を操る能力を持ち、干ばつの続く地に気まぐれに雨を降らせたりもするがふつうは下界の生活に興味など持たず、ぼう大な書物が収められた書庫に篭って一日を過ごす。嵐巨人の書庫は神話の時代から続く書物や巻物、珍しい望遠鏡のような設備が収められているといわれ、賢人が生涯を賭しても得られない知識であふれかえっている。高峰にある嵐巨人の城に人が立ち入ることはきわめて稀であり、歓迎されることはないが相手が知識を求める賢人であれば、下界の珍しい知識と引き替えに貴重な知識の一端に触れさせてくれることもある。


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