絵 付き人

形態:人間型
反応:中立から非友好的
知能:中
遭遇:市街、平原、荒野
出現:単独から少数



 ぎざ岩高地にある、邪な魔導師の塔で見つけられた、この珍しい人間型の種族は賢人の間でも正式な名前が知られてはおらず、彼ら自身が呼んでいる付き人の名前で知られている。付き人の名前は明らかにこの魔導師に仕えていたが故であるが、その起源がめずらしい妖精族が住み着いた生き残りであるか、何らかの魔法的な実験の結果であるかは判然としない。ごく近い地方の集落や荒野で、ごくまれに見かけられた例も存在する。
 付き人は小柄で手足が細く、外見は不健康で骨ばった人間に似ている。臆病だが主人には従順であり、身辺の世話から警護までを忠実にこなす。治安の悪い町の裏通りや、荒野で旅をする姿を目にした場合はフードをかぶったり、目立たぬように数人で暮らしている。警戒心が強く、余所者を嫌うが害意がないと分かればすぐに打ち解けてくれる。

 付き人の最大の能力は秘められた息の力であり、大きく頬をふくらませると、ぼう大な風を起こして人間程度の大きさの相手であればかんたんに吹き飛ばしてしまうことができる。危険とみれば数人で一度に風を起こし、その間にすばやく逃げてしまう。付き人は赤目と何らかの類縁関係にあるとされている。


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