私立バスキア学園紹介
皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんが本学園に入学することとなった、ご存知の通り今、世界では国際化や情報化といった新しい時代の流れ、そして競争化社会への流れが押し寄せている。国籍不問、能力主義、新進気鋭。本学園では新しい時代を担う皆さんのような若者に、そうした未来への流れに対応する、どころかそうした未来への流れを主導できるような人になってもらいたいのです。自分が他者を助けることができる能力の開発、貢献すべき分野に対する弛まぬ向上心を持って欲しいと思う。
本学園に掲げられた「強くあれ」の標語は、何も弱い者を虐げるとか強い者が正しいといった意味ではありません。誰にでも、何かの優れたものがある。それは方程式に強いとか、字が上手だとか、走るのが速いとか、話すことが巧みであるとか、人の気づかないことに目が届くとかいったことかもしれない。そうした皆さんの強さを人の為に活かす、人としての本当の強さを皆さんには身に付けて欲しいのです。
私は皆さんが本学園に入学するに当たり、月並みですが三本の木を植えさせて頂こうと思います。一本は「やる気」、一本は「根気」、そして一本は「メタセコイアの木」。数千年を経ても天高くそびえ立つような素晴らしい何かを、皆さんが打ち立てるであろうことを望みます。
−私立バスキア学園校長ミスター・ホワイトより新入生への訓辞−
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