もうまもなく、月も11月に変わります。
4月の鼓絆、'潤う'から既に5ヶ月、9月24日にSTB139にて再びライブが行われました。
メンバーは、前回から固定した西野さん、恒田さん、ヒロさん、大二さん、そして坂下さんの五名。
完全に、ギターレスがしっくりした、この編成、やはり和太鼓を軸とした演奏が鼓絆の持ち味。
7月に行われた、西野さんの'醒...'、そこでも鼓絆はいつものスタイルだけでなく、和太鼓軍団としっくりとした演奏を繰り広げました。
さて、今回のライブ、鼓絆10周年期の多分、年末の'大江戸サリヴァンSHOW#2'を除けば、これが年内最後になるかと。
どんな演奏が繰り広げられたのか??
その模様を一ヶ月遅れではありますが、レポってみるとしませう。
んでわ(^^)/。
早めのスタートは助かるな....
筆者、ここのところ、家庭の事情で夜遊びが出来ません。
ですんで、先日の'第19回キース・ムーン追悼コンサート'も最後まで観る事が出来ませんでした。
ところが、今回は日曜日のライブって事で、開始時間も終演時間も早いと。
これは非常に助かると。
これならちゃんとライブを観て、楽屋に挨拶も行けるやな??と思いながら、STB139へ.....
ただ、逆に日曜日なんで動員がきついって恒田さんも言っておりましたが、確かに出足は悪いですな??
いつものようにカウンターに陣取り、ビールを飲みながら、到着をメールで恒田さんに知らせながら、開演を待つのでありました....
今回のセッティングも??....
ステージを見ますと、前回の'潤う'と同様、ドラム、前打ち、二丁囃子が前列に並んでおります。
んでも、良く観ますと、恒田さんの二丁囃子の脇、鳴り物の前にパッドらしきものと何故かスネヤが??
恒田さんの奥さんと挨拶したとき、'どうしたんすか??恒田さん、スネヤなんかセットして??'、奥さん曰く'さーて、なんでしょうね??'....煙に巻かれちゃいました。
まあ、ステージが始まれば判るか??と思っていたところ、Daimyoさんが登場、今日は一人で観戦の模様です。
Daimyoさんとも、スネヤの謎話なんかしてましたら、なんと今日のライブ、New Asia軍団のkashipweeがゲストでハープを吹くとか??おー、何をやるんすかね??Daimyoさんも聞いていないと。
これも、ちょいと楽しみでありますな??と思いながら待っていると、何と'冬原の花'のビデオクリップが流れております。
うーむ、こんなもんも創った事、あったんですね??知らなんだ.....
(ちなみにこのビデオ、会場で数限定ですが配布してました。筆者、もらい忘れました。恒田さん、くださーい!!)
新曲:貝の舟
定刻、鼓絆のメンバーが揃って登場、曲はボーカルのサウンドコラージュをバックにドラムがリズムを刻み、和太鼓が色を添え、シンセサイザーのメロディーが宙を舞うような、新曲'貝の舟'からスタート。
ギターのような音のシーケンスフレーズの上、ベースの重い響きとともに、和太鼓とドラムがリズムを空間に展開していく様は、さすがなもんです。
鳴り物の刻みも効果的、恒田さん曰く、今後はこの曲が鼓絆の一つのスタイルになるかも知れないとか....
サードアルバムはどんなものになるのでありませう??
ECHO(suite)〜ほら〜篠笛〜おけ胴大太鼓〜二丁囃子(篠笛)〜五穀のみのり〜
ねりこみ囃子〜斎雷神〜西野前打ちsolo〜ECHO
ステージは間髪入れずに'ECHO'のドローンサウンドがスタート、この展開はかなり珍しい??
西野さんのほら貝、篠笛のソロに続いておけ胴が鳴り響き、空間に響く軽快な二丁囃子の鳴りの後は、'五穀のみのり'へ。
'ねりこみ囃子'を繋いで、西野さんの口上がSTB139に響き渡る'斎雷神'、そして西野さんの前打ちのソロ。
このソロ、凄まじい迫力でおけ胴でバックを務める大二さんを煽ります。
実は、このメドレー、実に30分近くも続いたわけで、この演奏後、控え室に戻った大二さんは真っ青だったとか??
終演後、西野さん曰く'みんな、これやられるんだよ。何時終わるかわかんないんで叩くしかないんだ'の一言....
うーん、大二さん、やられましたな(^^)。
一部はここまで、MC無し、恒田さんの挨拶もそこそこに休憩タイムへ.....
生きてる〜冬原の花〜森の目覚め
二部のステージはヒロさんのボーカルで軽快な'生きてる'でスタート。
つまり、ここんとこの鼓絆のスタンダードな構成をひっくり返した感じなわけです。
しかも、このライブの直前、恒田さんのブログで盛り上がったステージ衣装話がありましたが、今回の二部は非常にカジュアルな装いで登場でございます。
恒田さんのMC、'メグもボーダー'が笑えましたな(^^)。
二曲目はビデオクリップが開演前に流れた'冬原の花'、この曲も後半の和太鼓とドラムの絡みが相変わらず見事なもんです。
続いて演奏された曲は前の曲のドローンを引き継いで'森の目覚め'。
銅鑼が鳴り響く中、大二さんのおけ胴、シンセサイザーによるテーマ、そして二丁囃子、前打ち、鳴り物が絡み合います。
大二さんのおけ胴もどんどん、様になっていきますな??これは西野さん、恒田さんが認めているところでございます。
CONGO SQUARE
恒田さんのMC(さすが、マネージャーのJOHNNYさんのツッコミがよろしいですな)、独国、仏国、米国ツアーの思い出話のあと(でも、西野さん、仏国で'グーテンターク'はまずいっすよ^^)、ニューオリンズ話に続いて演奏されたのが、何と'CONGO
SQUARE'、ここでkashipweeがハープをホルダーに登場、手にはクラベスであります。
何と鼓絆がブルースでございます。
そんで、恒田さんの所にあったスネヤはキリキリに締め上げて、ティンパレス代わりに使ったと。
kashipweeのハープがメロを奏で、ボーカルは恒田さんがとります。
うん、見事だったよ、kashipweeのソロ。
ソロ回しでは、坂下さんのハモンドサウンド、恒田さんのティンパレス・スネヤ、西野さんの和太鼓、大二さんのドラムス、そして再び恒田さんのとこに戻って、もう一周と。
何だ、和太鼓、ちゃんとブルースにもセコンドラインにも合うじゃないっすか!!
しかし、曲が終わるといそいそとステージを後にするkashipweeが、なんか凄い印象的だったりしまして....
御神楽じゃい〜めでたき〜MESSAGE
演奏はここから二部後半、最初は'御神楽じゃい'が、それに続いて'めでたき'と定番が続きます。
ヒロさんの琴が曲に色を添える。
考えてみると、和太鼓と琴って、普通、競演する事ないんでわないですか??同じ和楽器とはいえ??
まあ、そこにシーケンスサウンドが絡むって事が、まあ既に普通じゃないですけど(^^)、これが鼓絆の自由なところでしょう??
'めでたき'の後半から西野さんの前打ち、締太鼓がガンガン響き、和太鼓隊、鳴り物隊が絡み合い、そのまま曲はラストの'MESSAGE'へ。
シンセサイザーの音の上に和太鼓が乗っかり、演奏は一旦、終わりました。
貝の舟〜三段がえし(アンコール)
さて、当然アンコールでございます。
恒田さんの西野さん紹介の後、曲は再びオープニングでも演奏された'貝の舟'。
そんで、当然ラストは'三段がえし'でド迫力の和太鼓隊の演奏をこれでもかと。
いや、'三段返し'って、ホントに曲の展開が早く、しかも一糸乱れぬ演奏をやるのは大変だろーな??なんて感心する事しきりでございます。
そしてライブは大団円と.....
さて、鼓絆のライブレポ、いかがでしたでしょう??
終演後、時間がありましたんでDaimyoさんとともに楽屋の方へお邪魔します。
実は、この日、ヒロさんの盟友、藤田さんがいらっしゃってまして、一緒に楽屋に行きましたが、なんか足をケガされてるそうで....
(もう治りましたかね??)
楽屋の、かなり疲れながらも笑顔の大二さん、恒田さん、ヒロさん、坂下さんらにご挨拶。
西野さんには、先に書いた一部のお話なんかを聞き、kashipwee、Daimyoさんとともに楽屋を後にしました。
さー、この後は年末の'大江戸サリヴァンSHOW#2'でございます。
何と、このライブでは幻のPEGMOが復活するとか??
お楽しみはまだまだ続くのでございました....