'96年の旅行記

8月24日(土)

 最初の観光場所は抱き返り渓谷だ。ここに着いたのは、なんと朝の6:00!ここから15分くらい渓谷を滝まで散策した。朝もやが出ているし、朝っぱらで今一評判が悪かった。私も後から考えても行かなくて良かったと思う。ハトバスもそう思ったらしく、次の年には日程から外されている。

 次に田沢湖高原温泉に行って、朝食と風呂に入る。ここの風呂は白く濁っていて如何にも温泉していて、好感が持てる。温泉で一息ついた後、角館に向う。角館では、石黒家という旧家を見学。ここはいかにも武家屋敷というところで、一見の価値はあった。角館からまた田沢湖まで戻って昼食。これは、過去の経験から絶対時間のロスになりそうでやな予感がした。

 田沢湖のレストランは花火に向う観光バスの客で大変混雑しており、トイレも買い物もならばないといけないような状態だった。(男子トイレですら並んでいた。)さらに嫌な予感が強くなったが、きりたんぽでも食べて気を紛らわすことにした。

 レストランを出たのは13:00頃で、角館近くまでは順調に移動したが、ここからはもう大渋滞で全然動かなくなってしまった。運転手さん達は地図を見ながら検討して、国道をあきらめ裏道を走り出した。途中バスが通るのがやっとの道とかを通りながら、何とか大曲近くまで来た。しかし、絶対横切らなければならない国道が見え始めた頃から、また動かなくなってしまった。

 そうこうしているうちに号砲とともに昼花火が始まり、遠く正面の空に煙による昼花火が見えた。このペースで動くと夜花火も間に合わないかと思い始めた頃、なんとか国道を横切り、バス駐車場に着いたのは6時すぎだった。すぐに、花火会場まで歩いて夜の部開始前に桟敷席に到着した。

 二年ぶり(前の年は雨の順延で観れなかったので)の大曲は、やっぱりよかった。関係者の方が亡くなられたのか、物故者を偲んで特別プログラム(七号割物早打三十発)が組まれていたが、これが素晴らしかった。また、この年は70回目とあって大会提供は「大いなる秋田」という題で、交響曲のように4部構成になっていて、めちゃめちゃ気合いが入っていた。もちろん内容もこれまでの中でも最高だった。フィナーレはいつものように尺玉30連発スターマインでしめた。これで終わりと思うと名残惜しい。

 ところで、となりの桟敷のお兄ちゃんたちが、私らの連れの女の子達にちょっかいを出してきた。(^^;) をいをい、こっちは男連れでせう。(^^;) でも、彼らは何と行っているか今一理解できなかったので、会話にならないのが端から見ていて面白かった。そういえば、前の年も同じようなことがあったな。秋田のお兄ちゃん達は積極的なのでしょうか?

 花火の後、バスの駐車場に向かうのに途中で添乗員さんとはぐれ、おまけに道まで間違えて集合に遅れてしまった。みなさん申し訳有りません。

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