翌朝は3時半に集まって、行きたい人だけで日の出を見に行った。 近くの山に登った。海の代わりに雲海が広がっていた。山頂から向 かいに羅臼岳が見えた。やっぱ羅臼岳、かっこいー! 水平線近くには雲があったので、水平線から上がる日の出は見られ なかったけれど、太陽が上がるにつれて色を変える雲海はすごくき れいだった。朝焼けの羅臼岳もきれいだった。 |
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戻る頃になって、ガスが上がってきて、あっという間に一面真っ白 になってしまった。視界もなくなった。それでも咲いている花など を見ながらのんびりと戻った。 |
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朝食を済ませて 小雨の降る中、 7時半くらいに 出発。 三ツ峰を下って サシルイ岳に着 く頃には晴れて きて三ツ峰を従 えるようにして そびえる羅臼岳 を眺めることが できた。すっか り羅臼岳マニア。 それにしても、 自分が歩いてき た道を振り返る と、つくづくよ く歩いたなぁと 感心する。 |
二ツ池に向かう途中の道は、 まさにチングルマやエゾカン ゾウなどが盛りのお花畑だっ た。コマクサも見た。 二ツ池でお昼を食べて休憩。 |
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その先は足下が非常に悪かった。湿地帯で白い穂を付けたワタスゲ など見ながら、足は泥にはまりながら、苦労して歩いた。 胸くらいの高さの木をかき分けながら通らなければならないのに、 道はどろどろだったり、いきなり段差があったり、かなり歩きにく かった。靴の中が濡れていて足がふやけて靴下との摩擦で痛くなっ て、歩くのがちょっと辛くなってきた。休憩の度に靴を脱いで足を 乾かしたけど。 |
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沼地のような所を 歩いたと思ったら 今度は岩場だった り、テント場の手 前はガレ場だった り、本当にいろい ろな表情があった。 ザレ場の急斜面を 滑るように下ると そこでは満開のチ ングルマが迎えて くれた。第一火口 のテント場もチン グルマに囲まれて いてとても幸せな 気分だった。 |
テント場の近くには雪渓があって、そこからの雪溶け水のおかげで 山にいながらキンキンに冷えたビールを飲むことができた。あ、も ちろん荷物に入れて運んでくれた人あってこそ、だけど。 |
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