屋 久 島 ・ 4 





登山口から宮之浦岳までは、歩く時間は長いけど、延々と続く
上りってのがないから、比較的ラクに歩いてきたけど、そのせ
いか、山頂へと続く最後の上りがなんかきつかった。

そんでもって、山頂到着!思ったよりたくさんの人がいた。






山頂は快晴。南の方には海も見えたけど、北の方は低く雲が広
がってた。向かいに永田岳が見えた。この時点では今回はパス
だなって思ってた。






山頂が風もあって寒かったので、30分くらいで切り上げて先へ
進むために下った。永田岳への分岐に到着。すると、そこにザッ
クが3つ転がっていた。地図で確認するとコースタイムは往復1
時間半。時刻は12時半。……行けるじゃん

カメラとペットボトルと貴重品を持って永田岳へ向かった。一旦
下って上り返す。やがて永田岳への上りに入った。なんか、登山
道がスゴイ。何がスゴイってえぐれ方がスゴイ。人が歩いた所は
そこが雨水の通り道になって土が流れると聞くけど、これもその
因果関係なんだろうか、屋久島は雨の降り方がすごいからこうな
るのだろうか、などと考えながら、えぐれた登山道の横に新たに
できた踏み跡を登る。こういうのがいけないって分かってはいる
んだけど……。途中にはどのくらいの深さがあるのか分からない
ような箇所もあった。落ちたらやばいんじゃない?って感じ。

高度を上げるとやがて宮之浦岳がカッコよく見えてきた。






最後にロープを使って1枚岩を登って、やがて山頂。ガスに巻
かれる。なんで?でもガスの流れが速いから、しばらく待つと
ガスの切れ間から宮之浦岳が見えた。でもなんかね。まあいい
やって下りに入った。

で、しばらく下って山頂を振り向くと晴れている。……なんだ
かなぁ。荷物をデポした所までの最後の上り返しがやけに長く
感じられたけど、戻ってまたザックを背負う。なんか今までで
一番肩に食い込む感じがした。

その先の道は下りだったからペースも上がったけど、再び森の
中に入ると、段差の大きな所は土が流れて木の根だけになって
たりして、すごーく歩きにくかった。そして最後に急な上りが
あって、そこを上り切って15分くらいでなんとか新高塚小屋
に辿り着いた。今日の宿である。




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