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待ちに待った斜里岳登山の日。朝から快晴で、宿の外からも、 花の咲いたじゃがいも畑越しに斜里岳が雲ひとつまとわずに姿 を見せていた。 宿の車で登山口まで送ってもらい、登山口へ。昨日の雨から一 転しての快晴のためか、登山口が近付くと、手前の林道脇には 登山口の駐車場からあふれた車が延々と列を作って駐車されて いた。 |
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7時半に登山開始。 下二股からは、上り には滝をいくつも通 過するコースを辿っ た。滝の脇にある登 山道を登ったり、少 し巻いたり、沢を横 切ったり。滝の上に 出て振り向くと、水 の流れの向こうに下 界が見えて、高度感 があった。かなり急 な箇所もあったけれ ど、割とラクに感じ た。ペースがゆっく りだったせいだと思 う。でもやっぱり濡 れた岩場は滑りやす くて、登り待ちして た時、足元が滑って びっくりした。前に 倒れたからよかった けど、後ろ向きに倒 れていたらと思うと ぞっとする。 |
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上二股を通過して、馬の背までの上りはきつかった。振り向くと 雲が出てはいたけれど、屈斜路湖の和琴半島がはっきりと見えた し、摩周湖も見えた。比べてみると、摩周湖が屈斜路湖より高い 位置にあるのがよく分かった。 馬の背でひと休み。そこから一気に山頂まで登りつめた。 |
あいにく知床方面は ガスで真っ白。屈斜 路湖方面ももうガス で見えなくなってい た。それでも山頂に いる充実感は変わら ない。食事を摂りな がら、しばし浸る。 下りは、上二股から 熊見峠を経由する新 道コースを辿った。 |
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下りは早い!ぐんぐんと上りで稼いだ高度を下げる。しかし、なぜか 上りもある。下って、上り返して、また下る。下山で出会う上りって のは、キツい。 熊見峠は、地図には「斜里岳の展望台」と書いてあったが、ここもガ スで真っ白。這い松に囲まれた場所だった。ここからの下りは、それ はそれは足元が悪かった。昨日の雨でドロドロで、滑りやすくて、そ して坂が急で!下二股までが長かった。 3時少し前に下山。登山口の仮設小屋の椅子に腰掛けて、ぼんやりと 迎えの車を待った。疲れた……。 宿に戻って温泉に行って、一緒に登った人たちとお寿司屋へ行った。 サスガ北海道のお寿司屋さんって感じの豪華で安いお寿司に感激!い つも宿主の旅は食が寂しいけれど、今回の宿は食事の提供がないこと もあり、オススメの店はどれも大当たりで、満足だった。 翌日も快晴。帰る人あり、次の山を目指して移動する人あり、新たに 今日、斜里岳に登る人もあり。宿主は、連泊してる宿から摩周岳に向 かった。 |
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