PROZAC(プロザック)[医薬品]
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)と呼ばれる鬱病の治療薬です。
未だ国内では認可されていませんが、PROZACのゾロ品(他の製薬会社製で中身は同じ物)が認可されると言う話があります(かなり以前から)。
欝病などの患者さんは、各種脳内神経伝達物質濃度が変化しているらしく、セロトニン濃度も低下しているそうです。
セロトニンが脳内で不足すると情緒不安定、神経過敏となることが分かっています。

SSRIはセロトニンの再吸収を阻害する事でセロトニン濃度を回復させ、鬱状態の改善や精神状態を安定させる効果があります。
以前NHKでPROZACを扱った番組が有ったらしく、画期的な新薬と誤解してしまっている人も居るようですが、セロトニン再取り込み阻害効果のある医薬品自体は以前から存在しており国内でも使われています。
(塩酸トラゾドン−デジレル/レスリン)
PROZACは今までの三環系、四環系抗鬱剤では大きな効果が無い様な方に効くことがあり、効果のある人には精神状態が大いに改善されるようです。
但し、誰にでも効果がある訳ではないので期待しすぎない方が良いです。

また、SSRIは性格改善に使えると言う人も居ますが、これはあくまでも鬱病の治療薬なのでまず無理でしょう、病気の症状として表れていた部分が治ることで性格が変わったように見えるだけなのではないかと思います。 ゼロをプラスへ持っていくのではなくて、マイナス状態を元に戻す物だと理解しています。

そのような効果を狙うなら、SSRIではなくセロトニンを作るために必要なl-トリプトファンを飲む方がましかもしれません。
PROZAC/NUZACなどのSSRIは個人輸入で手に入りますが値段がかなり高いので負担になります、国内認可されれば現状と比較して格安で手にはいるので、それまで待つのが正解です。

注意
トリプトファンとSSRI等を併用してはいけません。

20mg 56錠 US$160(BMS)

St.John's Wort(セントジョーンズワート/西洋弟切草)成分hypericin
弟切草−その薬効の秘密を守るために、兄が弟を切り殺したと言う話からこの名前が付けられたそうです。
効能はSSRIと似たようなものです、セロトニンだけではなくノルエピネフリンやドーパミンの再取り込み阻害効果も持っています。
加えてMAO(モノアミンオキシダーゼ)阻害効果があるらしいので使用に躊躇していましたが、MAO-A/MAO-B阻害効果は普通に飲む量では殆ど無い様です。

鬱病の人だけではなく、なんとなく「やる気が出ない」人や、情緒不安定、不安障害等に有効です。ヨーロッパでは憂鬱な気分を解消し元気が出る薬草として古くから手広く使われていて、現在でもSSRIの代わりとして人気があるようです。
特徴としては価格が安い事、SSRIの1/10程度の費用しかかかりません。
効果はSSRIに準ずる物のようですが、生薬の為かFDAは医薬品として認可しておらずアメリカでは健康食品扱いです。

PROZACは鬱病の薬なのでUNYOは飲んだ事はありませんが、St.John's Wortは使用しています、効果は確かにあるようです。
勿論性格が変わったとか、そう言う大げさなことは全くありませんよ。
以前と比べて気分の良い事が多くなりましたし、やる気と言うか元気が増した気がします、落ち込んだり憂鬱になることも全くありません。
此方ではプラスの効果がありました、鬱病までいかなくても気分が落ち込んでいたり、やる気のない状態の人にはもっと効果があるのかもしれません。

ハーブを扱っているお店でハーブティーとして購入できます。

使用量
hypericin換算1mg〜3mg/日

hypericin0.9mg*150錠 US$24.95(Cellway)写真左

DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)
副腎(腎臓に被さっている帽子状の器官)から分泌されているホルモンで、テストステロン及びエストロゲンに変化します。
DHEAを摂ると気分を壮快にし免疫力を高め、性欲を初めとして体を元気にし、筋肉の量を維持します。と言われてます
20代の中頃から分泌量が減少していき、老年期にはいると殆ど分泌されなくなってしまう為、不足分を補う使い方だと効果が高いかもしれません。

しかし試した限りでは何の効果も感じませんでした。
中年期から壮年期以降の方には効果があるのかもしれませんが、20代の人は自分で必要なだけ生産していますから必要ない物を飲んでいたって事です。
でも、どちらにしろ体感できるほどの効果は期待できないのではないかな。

使用量
25mg/日

25mg 30錠 US$9.95(Cellway)写真は別物

backnext