今、日本でもその優れた働きが話題になってきている「キャッツクロー」。その情報を集めてみました。
キャッツクローは、インカ帝国時代からの伝承薬。
今日では、優れた鎮痛作用、リウマチやガン・エイズといった難病に対する研究から世界的に認められている、メディカルハーブです。
1994年、WHO(世界保健機関)がキャッツクローを公式に薬用植物として認定しています。
アメリカでは、「免疫活性を向上させる」ことは、特許として認められています。
原産国ペルーではフジモリ大統領がキャッツクロー保護法を成立し、同時にキャッツクローの育成も奨励したおかげで、世界中で利用することが可能となっています。
キャッツクローとは、インカ帝国時代からの民族アシャニンカ族が古くから「健康を守る植物」として利用してきた植物です。
葉の付け根に猫の爪に似たトゲがあることから、「キャッツクロー」といわれます。学名は「Uncaria Tomentosa:ウンカリア・トメントーサ」、スペイン語では、「Una
de gato:ウーニャ・デ・ガト」と言われます。
現地では、アマゾンの奥地に少数しか自生していないため「幻の薬用樹木」ともいわれていたようです。
アマゾンのジャングルにあって、1ヘクタールに2〜3本しか生育しないそうです。
それだけ土中の養分を必要とするのかもしれません。
分類上は、茜(アカネ)科、鉤葛(カギカズラ)属に分類されます。コーヒーも茜科の植物ですが、中国ではカギカズラ属の植物は頭痛などの鎮痛作用のある漢方薬として用いられ、また日本でも、カギカズラという植物はトゲの部分が「釣藤散(ちょうとうさん)という漢方薬として使われています。
・オキシンドールアルカロイド:
1・イソテロポディン
2・テロポディン
3・イソミトラフィン
4・ミトラフィン
5・イソリンコフィリン
6・リンコフィリン
・キノビック酸グルコシド、ポリオキシジェン・トリテルペン、ポリフェノール、プロアンソシアニジンなどが含まれるようです。
これらの成分により、鎮痛、抗炎症作用に優れ、リウマチ、腰痛、神経痛、関節痛、肩こり、偏頭痛、ひざ痛、肘痛、痛風、などに優れた効果を発揮するのだそうです。
キノビック酸グルコシドには抗ウイルス特性があり、トリテルペンには抗酸化、抗腫瘍、抗炎症、抗アレルギーといった働きがある。また、キラーT細胞の数を増やすと言われています。
ポリフェノールやプロアンソシアニジンは活性酸素を除去する優れた抗酸化成分として知られ、ビタミンCの利用を高め、抗アレルギー、抗腫瘍、抗潰瘍、抗癌性、抗炎症、といった特性を持っています。
キャッツクローによる鎮痛作用に対する有効性試験(医薬品と同じ二重盲見法)の例では、改善率75%、しかも副作用はゼロであったとする結果もあります。
多くの製品が単に樹皮の粉末をカプセルに詰めたり、固めただけのものが目立ちますが、これでは有効成分の吸収率が低いため大量に摂取する必要があるわけです。
キャッツクローの製品については、こちらのページをご覧ください。
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