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99年12月25 (3)
   私が立っていた場所のまわりは、カップル多数(ちっ..)、女の子二人づれ、友達
仲間でグループで来ている人たちなど。とにかくギュウギュウ詰めで、蛍光棒を振るに
しても手がぶつからないようにしなければならない。

たとえるなら、新聞は折りたたんでも開けない、文庫本をやっと読めるかどうか(読み始めたらたぶんカバンに仕舞う動作はできない)くらいのラッシュの電車状態。
(こういう状態はその後だんだん解消されて、体を何とかうごかせるようにはなった)
みんなそれほど背が高い人がたくさんいるわけでないけれど、なぜか私と伍佰の直線の
間には、さながら惑星直列のように、背の高い男子の頭がいくつも(涙)

私の場所からよく見えたのはキーボードのお兄さん(大猫)だった。ずっと見えていたので
なんだか情が移る...なんてことはなかったけれど(笑) 中盤のスローバラードの
付近でバイオリンを指揮する様子はなかなか様になっていたっけ。

前半はアルバム「樹枝孤鳥」の後半部分のようなロックが中心でがががーーーっと
たたみかけるように演奏が続く。伍佰については白状すると実はバラード系が苦手で
こういう、がっしがしのロックはすごく気に入ってる。ああ、きてよかった!

そして「樹枝孤鳥」。初めてこの曲を聞いた時、すごいと思っていた。伍佰という名前も
よく知らない頃...。今こうやって生で聴いているなんて夢のようだ。

「さ到女尓」は、ほとんど一夜漬けのように、バスの中とかで必死で耳ピンインひろいを
した。結局一番しか憶えられなくて、それでも、一緒に歌った!
最後の「さどゅりっ!」で決めるところ、ぴったりあって最高に爽快だった。

伍佰のギターを演奏する姿は本当にかっこいい。あのかっこよさは、多分万国共通の
ものだろう。もちろんChina Blueもそのスターオーラは並大抵ではない。多くの日本の台湾ポップスファンを容易に魅了するのも当然のことだろう。彼らを初めて見たのは陳昇のコンサートのゲストとして出演したときだったが、彼らがステージに登場したとき、はっきりその場の空気の色がかわったように思えたくらいだ..。

途中、とてもくだらないことを考えてました..。サラサラの髪をふりみだして演奏するのだけど、あのサラサラが汗でべったりになかなかならないのが不思議だった。(どんなシャンプー使っているの?なんて聞きたかった私^^;;;)

髪といえば、伍佰が髪をかきあげた時、見てしまった。左右にM字型にかなりそりこみ(!)はいっちゃってるのを...。おっと、これは禁句か..。

それでもステキです、伍佰。子供みたいな無邪気な笑顔がほんとうにかわいい。
今回はそんな微笑みはほんの少ししかみられなかったけれど。

視界が150度くらいしかないため、よく見えないものの、会場の蛍光棒の光の
海はすごくきれいだった。こんな光の海の一滴となっただけでも大満足だった。

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