アブラ船上から見たクリークの景色
  
■■3月25日

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王様の国で、庶民の生活探訪
 
フィッシュマーケットから少し歩くと、バスターミナルがあった。

適当(!)に
バスに乗ってみる。  バスには女性優先席があって快適だ〜。

着いたところが大きなショッピングセンター。といっても、ドバイ名物の高級ブランド品を売るお店ではなく、
地味〜に、”
カルフール”。
小腹が空いたので、店内のカフェでカフェラテとクッキーを食べる。
惣菜売り場で、昼食を調達。

菓子売り場では、箱が開いた”食べかけ”のがあちこちに放置してあったのには驚いた。試食?・・ですか?

そして、トイレタリー商品売り場にはまる。
見たこともない石鹸やシャンプーがた〜くさんと並んでいて、品揃えは日本の普通のスーパーより
はるかに多い。 インド製の石鹸などは、パッケージが可愛いし、使い心地も試してみたいが、我慢我慢。
イタリア製のヘビの髪油は、かなり迷ったけれど、やめておいた。帰国した後も未だに未練が・・・。

ありとあらゆるものが売られていたけれど、工業製品の殆どは、欧州、印度、中国などからの輸入品で、
地元原産のものは殆どみかけなかった。

歩いてヘリテージビレッジに行ってみたけれど、観光客向けのショップは開いてなかった。
昔の建物の閉ざされた扉は、アリババの絵本の挿絵にあったような大きな板扉で、思わずチョークで×印
つけたくなる。
 
道路は全て舗装されて、足元はどこもコンクリートで固められているけれど、時々のぞく”土”の部分は
全部が
サラッサラのパウダーみたいな”砂”だった。

やっぱりここは正真正銘の砂漠の街だ!
  
アラキス・・・・アラキスに来たんだ・・・。  (←・・と、ここで「砂の惑星」ファンの血が唐突に騒ぎ始める)
  
◆◆
 
バスでホテルに戻り、チェックイン手続きをし、一息ついてからまた外出。

クリーク沿いを散歩すると、河岸にある重機には、何故か紋別市の住所が書かれている。
日本製の中古らしい。こんなクレーンやらなにやらが、荷揚げのために延々と並んでいた。

「アブラ」という小船でクリークを渡り、オールドスークへ。
船賃は日本円で15円ほど。 世界に数軒しかないという七つ星の超級ホテルがある国に、一回15円の
交通機関がある。 この格差に眩暈がしそう・・・。

アブラは、手すりの無い小さなボートで、定員がきちんと決まっているらしく、客さばきにも整然としたルールが
あるようだった。
魚市場といい、アブラ船といい、何かすごく「秩序」とか「規則的」な印象を受ける。
なるほど幾何学模様と相性が良さそう。

夕方になって、疲れたのでまたホテルに戻り、ちょっとだけ仮眠するつもりがそのまま翌朝まで熟睡する。


 
   
   

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