Sentimental Graffiti
セングラのページ
断っておきますが、私は「センチメンタルグラフティ」のファンではないし、
登場する女の子について、萌え萌えでもありません。
しかし、そのあまりにもすごい「前評判」なので、いったい「本編はどれくら
いすごいゲームなのか」に興味があり、とうぜんこのゲームを購入。そして、
こんなページを立ち上げたと言うわけです。
このページを見た皆さんは、どんどん買っています!
そう、このページは、そうとうな、販売拡大効果があるらしく、このページを
見たみなさんから、「そんなにすごいなら買う!」という話がどんどん来てい
ます。
「セングラなんて買わないぞ!」という方も
このページを読
めば、
その素晴らしさに感動し、
買う気になるでしょう!!!
発売日
さて、1月22日の発売日。朝早くにゲーム屋の前に並んだのです。「徹夜組
が出るらしい。」とか、「もう、数時間前から、長蛇の列」とかいう噂で、
「まあ、一時間前から並んでみよう」と、悠長なことを考えた私でしたが、、。
結局、たった一人、店の前にいることになったのでした。
さらに、開店前までに店の前には、せいぜい10人程度。しかし、それでも割
り込むやつはいた!
並んでいたら、店のバイトのおにいちゃんが登場。
「センチメンタルですか。」
「いえ、まあ」
「うちでは、130本入れましたんで、大丈夫ですよ。」
「はあ、そんなにですか、、、。」
という会話が交わされた。
つまり、開店と同時に品切れなんていうことがないように、大量に抱え込んだ
わけである。
私の最大の興味は、発売当日の夜、どれくらい売れ残っているか
にあります。あと、
週末までに、どれくらいの中古が、いくらくらいで出回るか。
です。
というわけで、売れ残り実態調査にでかけました。
当日売れたのは、全体の1/3くらいでしょうか、、。これでネットワークな
どやクチコミで、ゲーム自体の話がわかってくると、、。以前の「。。。ルグ
ラフティ」をしのぐ在庫が、、。
と思ったら翌日になると結構売れている!
そう、そうなんです。130本入れたという店でも、残りは30本程度。これ
は、週末までにはなくなるなあという状況です。
と思ったら在庫の棚にさらにたくさんの「セングラが、、!
そう、そうなんです。130本入れたという店では、24日になると、在庫の
棚に数十本増えている!なんでだ?再販のはずはないので、
一旦隠して、売れているかのように見せた!
そういう可能性も出てきたわけです。ううむ。こういうことまで指導している
のか、NECIC!
まあ、そういうわけで、どうやら、いまんところ、やっぱり20万本どまりかな。
いや、予約だけで30万本。しかし予約したからって買うわけじゃあないし。
で、また相当減っている!売れたのか
というのは、27日。ううむ、まだこちらの店では中古販売してませんね。
こちらの店では、もう、店で一番見えるところで、例のオープニングのクラゲ
ダンスが、上映されていますです。はい。いやあ、クラゲダンス、そうですね。
私去年の11月にモントレーの水族館でクラゲたくさん見ましたけれど、たし
かに、背景が黒い水槽で、きれいにライティングされたクラゲってあんな感じ
ですね。実は、このクラゲダンスのところ、ゲームやるときには見てませんで
した。今日はしっかり見ようっと。
やっぱり「暗黒太極拳」とかクラゲダンスとか、そのものですね。ううむ。そ
うか、制服着て、暗黒の闇の中を光るギャルたちが泳ぐ。ううむ。最後の制服
がたくさん出てくるところは、「やったあとにブルセラに売られた制服かな」
という声も、、。
つくばゲーム評価委員会の定例ゲーム評価会の結果。
「えええ?こんなの、続けるの?もうだめ。だれか替わって。」会長の弁。
「いやあ、なんだかなあ。でも、大運動会よりはいいかも。」飛び入り参
加の方の弁。
「このゲーム、絵はしょうもないんだから、せめて新人声優
さんの声はきいてあげなきゃ。」冬コミで販売されたセングラの発売前の資料
を持って参加のN氏の弁。
「やっぱりこれは、買わないなあ。」評価委員会のE氏の弁。
とりあえずパッケージを開ける
とにかく買ったのだから、ということで、パッケージを開けます。説明書を読
んでいる段階で、すでに、
これはすごいかも
と思いました。なんかすごそう!とにかく、その説明書自体がすごいのです。
内容が、、想像を越えたすごさでした。
さて、プレイしてみよう!
さあ、自宅に戻り、さっそく、サターンにCDROMをセットして、プレイを開始
したのでした。
これはすごいかも
そうです。もう想像を遥かにこえる、
素晴らしいデキだ!
なにがすごいって、その、主人公のヒーローぶり!これがもう感動のすごさ。
彼はすごいやつです。全く尊敬に値する!
もう正直いって、期待を遥かにしのぐデキでした。これほどのゲームだという
ことを、誰が想像し得たでしょうか。
だんだんとゲームを進めていくうちに、私は、
このゲームは、架空の世界のファンタジーだ!
と思うようになりました。主人公のすごさは、もう、アイドルの追っかけをし
のぐタフさです。彼は、まず、春休みに、全国に住む12人の女の子を北は北
海道から南は九州長崎まで、すべてくまなく会いに行きます。フェリーを使う、
飛行機を使う、深夜バス、快速電車、、、そして、金が足りなくなると、一日
で5000円を稼ぎ出す優秀な人間でもあるのです。タフです。
そして、どうやら、彼は超能力を持っているらしい。目当ての女の子がどこに
いるか、分からないのにもかかわらず、人口100万都市で、いきなり女の子
と会います。しかも、たった1時間くらいで、、。これは超能力としか考えら
れません。
そして、一旦自宅に戻ります。自宅に戻ると、早速バイト。春休みが終ると、
毎日学校から戻ってすぐにバイトにあけくれ、そして、土曜、日曜は全国の女
の子に会うために、北は北海道から南は九州長崎まで、旅をします。
彼は、女の子と会うときに、所持金550円でも怯みません。それでも彼は女
の子をお茶に誘い、つかれた女の子に優しい言葉をかける、ナイスガイです。
つかのまの自宅に戻ると、全国各地の女の子から、つぎつぎと、「会いたい!」
という内容の留守番電話が入っています。そう、彼は、超モテるのです。そし
て、その女の子たちと、デートの約束をします。それは、彼にとって、そう、
女の子たちの「監視者」としての、宿命なのです。
金曜の夜から出発して、土曜は、福岡でデート、日曜は京都でデート、金がな
いから、そのまま深夜の夜行バスで東京にもどり、学校へ通う。そして、夜は
バイト。
毎週毎週、週のうち4日しか自宅で寝ることはなく、さらに、彼は優秀なので、
バイトをすると、「ざくざく」とお金が入ります。よほど皿洗いが上手らしい。
さて、登場する女の子たちも、また、彼に劣らずなかなかすごい。
大阪で、
大阪名物のお好み焼き屋を
営んでいるのに
完全な江戸っ子言葉をしゃべる、
とんでもないやつ
とかもいます。長い時間をかけて、あってくれた女の子たちは、たった2時間
か3時間で、「今日は楽しかったよ!」といって、「でもこれから忙しいんで
ね。」といって、去っていきます。そして、さらに旅立ち、日本縦横断!飛行
機で、船で、電車で、バスで、ヒッチハイクで、ありとあらゆる交通手段で、
彼は、女の子に会いに行く!
せつなさ!炸裂!
もうすごいですね。彼の活躍には、
頭が下がる思い
がします。ゲームというのは、プレイしている人たちが「体験できないような
ことを体験させる」という要素があります。もう大学生になってしまった、あ
るいは、社会人になってしまった人が、もう一度高校時代を振り返って、初恋
や初めての彼女との想い出を、というときに、女子高生が登場する恋愛シミュ
レーションをやるのは、「思い出とだぶるファンタジーな世界」の体験という
目的もあるのかもしれません。ファンタジーもののRPGやアドベンチャーゲー
ムも自分たちが体験できない世界の中でいろいろなことを体験するという意味
でやはり、「体験できないことを体験させるゲーム」だと言えます。電車でGO!
が良かったのは、自動車の運転はしょっちゅう体験できても、電車の運転なん
てその職業についた人しかできない、ということから考え出されたものなので
は、、。フライトシミュレータもそうです。
その意味では、セングラは、
まさに体験できないことを体験させるゲーム
と言えます。あれを実行するのは、不可能でしょう。まさに、ゲームの中でし
か体験できないことを体験させてくれます。
つまり「お笑いゲーム」ですね。
結局のところ、このゲームは、お笑いゲームなのです。爆笑、また爆笑。いた
るところで、笑えます。笑いが堪えられません。もう、荒唐無稽、現実無視、
ファンタジーな世界、ファンタジーな日本列島を、疾風怒涛のごとく、かけめ
ぐる、疲れを知らない、タフガイの物語。まるで、
「寅さんシリーズ全作品の内容」を
一年にまとめたような
そんな作品ですね。しかし、寅さんには、回りに彼を心配する友人や家族がい
ますが、彼は孤独です。女の子たちは、「会いたい」としか言わない。会うと、
「せっかくきてくれたのに、もう帰らないと」なんて平気でいうような冷たい
連中です。もちろん、彼は、他の女の子のことを言うわけではなから、自業自
得と言えますが、、。
これほどの感動を与えてくれた
セングラの発売に乾杯!
本当に、すごいゲームでした。期待はしていたのですが、これほどのものとは
想像もしていませんでした。あきらかに、狙って作ったと言えましょう。ゲー
ムクリエータや商品企画会議で、
ありとあらゆる、マトモな意見を排除し
ひたすら、
不自然、荒唐無稽なものだけを採用した
という感じがするのです。しかも、その荒唐無稽さを、一応まがりなりにも、
現実の日本の高校生の生活としたことで、さらに
あやしさ、大爆発!
なのです。まだ、最初の一カ月分もやっていませんが、そこでこれほどの感動
を与えてくれたゲームです。やはり、どう考えても、「すごいゲーム」であり、
そして、「買って封印するのに損はないゲーム」だと思います。よって、この
ゲームは、もちろんいろいろ迷うところはあるし、そうかなあと思うけれど、
敢えて、「すごいゲーム」に分類しようと思います。
さーて、もう一度このゲームをする気になるだろうか、、。
というわけで、ゲームをクリアした皆さん!
最後までやった
感想などを
お聞かせ下さい!
おにりんは、たぶん、
最後までやれ
ないでしょう。
だって、お腹がよじれるくらい笑うんだもの
耐えられ
ません。
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