絵 デヴリン

形態:妖異
反応:攻撃的
知能:低
遭遇:精霊界、主人のいる所
出現:単独



 外見はいくつもの炎の舌が絡み合って、人型の姿を取ったように見えるデヴリンは、火の精霊火トカゲの親戚に当たる魔法生物の一種であり、強大な魔術師の実験によって作り出されている。扱いの難しい精霊と異なって、一度作り出してしまえば制御がかんたんな点が気に入られており、主人を護るために配備されている例が多い。
 普段は小さな火種となって暖炉やかまどにくべられた薪木の中に潜んでいるが、短い呪文とともに硫黄の粉をふりかけるとたちまち姿を現わす。

 デヴリンの力は本物の精霊には遠く及ばないが、全身が炎の塊でできているために普通の武器で傷つけることはできない。獲物に抱きつくように飛びかかると、焼き殺してしまうが銀か魔法の武器であれば傷を負わせることができる。充分な量の液体があれば、それを浴びせることで火を消してしまうことができる。火を消されたデヴリンはくぐもった叫び声を上げながらたちまち消滅してしまう。


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