絵 ハーピー

形態:人間型
反応:非友好的
知能:低
遭遇:丘陵、荒野、山岳
出現:単独から少数



 ハーピーはハルピュイアとも呼ばれ、空のゴブリンとも呼ばれている醜悪でおぞましい種族である。
 外見はゴブリンよりも小柄で、人間に似た体型をしているが頭が異常に大きく身体は細く矮小である。筋張って歪曲した背中にはコウモリのような革状の翼を持ち、不格好だが羽ばたいて飛ぶことができる。荒野を旅する者を狙って頭上から襲いかかり、足の鉤爪で切りつける。弱い者をいたぶる事に快楽を覚え、特にひとり旅の者や衰弱しているものに積極的に襲いかかる。犠牲者をいたぶり続け、やがて飽きるととどめを刺してから死体を食べる為にねぐらに持ち去る。

 ハーピーは光る物が好きで安物の宝石などを持ち帰る習性がある。言葉を話す事はできないが、きいきいという不快な鳴き声で仲間と意思の疎通を図る。本来は臆病な生き物であり、さほど恐ろしい相手ではない。ひとり弱っているところを襲われなければ、だが。


他の項目を見る