絵 スコーン

形態:人間型
反応:中立から非友好的
知能:中
遭遇:洞窟、地下迷宮
出現:単独から数人



 地下深く、洞窟や鉱山を掘って集落を作っているスコーンは、かつてはンヤダクの帝国で奴隷として扱われていた種族であり、ドワーフのように鉱脈を掘ったり、地下に巨大な建造物を築くことを好む、優れた鉱夫として知られている。
 外見は小柄な人間に似ているが全身が無毛で、突き出た額に落ちくぼんだ眼窩と、下あごから突き出ている短い二本の牙でそれと分かる。長い間、過酷な奴隷生活を続けていた影響か文化程度は高くはなく、洞窟の中を背をかがめて歩き、腰には布を巻いて火打石でできた短剣をぶら下げた程度の格好で歩きまわる。手には角灯とつるはしかハンマーを手にしている。

 スコーンはンヤダクの帝国に叛旗をひるがえした折り、これを追放するときに協力したドワーフとは今でも友好的な関係を築いている。だが元来は縄張り意識が強い種族であり、余所者にはあまりいい顔をせずにおだやかではあるが有無を言わせぬ態度で追い払おうとうる。スコーンの小さな集落は叛乱の英雄の子孫によって治められており、戦いとなれば柄の短い武器を使いこなして、勇敢に戦う。


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