絵 改造トカゲ兵

形態:人間型
反応:攻撃的
知能:中
遭遇:密林、沼、廃墟、地下迷宮
出現:単独から数人



 厳しい階級によって分けられているトカゲ兵の社会において、最下級とされている存在は無論人間やドワーフの奴隷である。神官の手によって意図的に変異体として作られた改造トカゲ兵は、それよりはましな存在として軍隊の最前線に投入される。
 改造トカゲ兵は神官によってスレイブの卵に様々な薬品や魔法による措置を施すことにより変異して生まれた存在であり、通常のトカゲ兵より体躯においても体力においてもはるかに勝り、複数本の手足や角の数の違い、尾の先に固いこぶや棘があるなど、その変異は多岐に渡る。

 中でも高い戦闘力を持って生まれた改造トカゲ兵は、戦争の役に立つ強力な道具として重宝され、相応の武器や騎乗用のお化けトカゲ、それに恐竜などを与えられて独自の突撃部隊を編制させられる。だがトカゲ兵の社会には四肢や尾の位置までをしんちょうに定めた独自の言語が存在し、身分を現すためにもこの言語が用いられるために、変異したトカゲ兵には下級の身分しか与えられることはない。戦力として役に立たないトカゲ兵であればただ殺すだけの価値しかないが、強靭な者であれば叩いたり蹴とばしたりして兵士の気晴らしを行う程度には役立つ。


他の項目を見る