'94年の旅行記

準備段階

 この年のテーマは、「あこがれの桟敷席で観覧すること!」であった。従って、桟敷席を確保することが最大の課題である。それで、桟敷席を確保するにはどうすればよいかを調べなければならない。とりあえず大曲出身のきりんちゃんに聞いてみた。

 彼女が言うには「いつも知らないうちに場所はあったので、どうやって取るかなんて知らない。」だそうな…。苦労知らずのお嬢に聞いた私がばかだった…。その話を水澤さんにすると、二三日後大曲の観光課に電話をかけて方法を聞いてきた。さすがに違うね。偉いっス。それでその方法とは、8月1日の朝に大曲商工会に電話して予約するというものであった。

 その時聞いた話では桟敷席は4人から6人くらいの広さらしい。すると、去年の面子で行けばよいということになった。6月になりそろそろ宿を確保しなければならない。

 去年は一カ月前でも取れたので、二ヶ月以上前なら余裕だろうと思っていたら、大曲、横手、角館、田沢湖近辺は全く空いていない。都合の良い南にはめぼしい都市はないので、遠くなるが秋田に行くしかなさそうだった。最初に電話をかけた秋田ワシントンホテルが空いているとのことだったので4人分予約をいれる事に成功した。あとは桟敷さえ取れば万事これでうまくいったはずであった。

 秋田に予約をとった頃、水澤さんが海外に出張することになった。ちょっと長くなりそうで、花火には間に合わないかもしれないとのこと。行けるかいけないかわからないので、他の人と行くようにしてくれと言われた。とても残念ではあったが、他の人に声をかけるようにした。

 とりあえず、後輩の小島ちゃんに声をかけると行くというので、すぐ一人は決まった。男ばかりではむさ苦しいので、女の子に声をかけると「行ってもいいが一人は嫌だ。」という。そりゃそうだろう。なかなか人数が確定しないうちに、8月1日になった。

 大曲商工会に電話を入れると、一発でつながった。B席がいいというと、「B席は地元の人が並んでとるので、電話予約の人はあまりしかまわらない。」という。それでA席を取ることにした。人数が増えそうな雰囲気だし広い分には困らないので、二席とることにした。お金を振り込むと、チケットを送ってくれるという。一緒に届いた座席表を見ると、端の方だったが、前記の通り地元優先なのでしょうがないとあきらめる。

 人数はすったもんだのあげく結局水澤さんも来れるようになったので8人になった。宿は4人分しか確保していなかった。水澤さん達は、そのまま山形に帰るので、あと2人分とらなければならない。まぁ秋田ならまだとれるだろうと、かなり甘い考えでいた。しかし小島ちゃんとあちこち電話しても全て予約で一杯だった。結局盛岡まで行くことにして、ホテルを二人分とることができた。とれたホテルは「ホテル東日本」。

 日程は、

    8月26日 川崎出発−裏磐梯−山形泊
    8月27日 山形−横手−−秋田−−大曲(花火)−−秋田泊
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               −−盛岡−−      −−盛岡泊
    8月28日 秋田−−前沢SA−川崎着
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          盛岡−−

おおよそこんな感じになった。車は私のシルビーとひやまだ号に分乗することに、また山形の宿はキャッスルホテルに予約した。

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