'95年の旅行記

8月26日(土)

 前の日早くに寝たので、早起きをしてしまった。他のみんなは起きてくる気配もないし、朝食までにはまだずいぶん間があるので、散歩することにした。天気は雲が多いものの晴れ間も見えて、なんとか持ちそうな雰囲気だった。

 ホテルから少し歩いたところに魚市場があり、朝早くから見学できるようになっていた。魚がたくさん並べられていていたが、昨日食べたマンボウもしっかり並べられていたのであった。

 朝御飯を食べて、まず唐桑半島に行った。ここは半造とか巨釜というような岩礁が複雑に入り組んでいる地形で波が砕ける様が迫力十分。海もコバルトブルーで美しかった。遊歩道を歩いて駐車場まで戻ってくると、雨がぱらついてきた。やな感じで半島を後にした。

 唐桑半島から三陸海岸を北上し陸前高田から内陸を北上に向けて走った。あいかわらず雨は降ったりやんだりだったが、夕方には上がることを神様にお願いしつつ西へ向った。北上のファミレスで昼食をとっていると、空が暗くなり雨が激しく降ってきた。かなりやばい…。昼食後さらに横手に向かう途中の電光掲示板が大曲の花火が順延した事を告げていた…

 ひぃぃぃ…、これじゃ何しにきたかわからない。別にマンボウを食べにきたわけではないのだ。花火を観にきたのにぃ。とりあえず、今夜の宿を目指して横手についてみると…、なんと晴れていた。しかも路面も乾いている…。これならできるやんと思いつつ宿で事情を聞くと、夕べの晩激しい雨が降って川が増水し河原がなくなってしまったのだそうだ。河原がないなら花火はできんわな。神様はちゃんとお願いをかなえてくれたが、こんなことなら「花火大会ができますように」とお願いすればよかった。ちっ!結局花火大会は水曜日に延期になったそうだ。次の日なら何とかするが、水曜日ではもうあきらめるしかない。

 横手では何もすることがないので、ボーリング場に行ってボウリングをした後、居酒屋で飲んだ。居酒屋で余った桟敷席を配ろうとしたが、横手の人はあまり興味がないらしく、結局配れなかった。お色気作戦で配っていたら、変な兄ちゃん達が釣れてしまった。彼らは、桟敷席には興味がないが、お姉ちゃんには興味津々であった。隣の席にやってきて、なんかいろいろ話していたが、残念ながら私は半分位しか意味が分からなかったのであった。

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