診察の順序

1.まず、2階外来受付で問診表に記入
2.尿の検査が必要なこともあります
3.お名前を呼ばれたら、診察室に入る
4.医師との問診で、内診が必要と判断されると、
内診台に乗って診察を受けます
(未成年とか、どうしても、内診が嫌な場合は、
その意思を医師に伝えて下さい
その場合は腹部上からの診察となり、
正確な子宮・卵巣の状態が把握できないこともあります)

5.内診が終われば、その結果を
医師から説明します

愛育産・婦人科ではほとんどの薬を院内処方しています

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*子宮頸ガン検診*

 子宮頸ガン検診を定期的に受けていれば、他のガンに比べて早期発見ができ、その後の生存率の高さにつながります。しかも検査方法は簡単で痛みなどありません。
子宮ガン検診は一般的には、子宮頸ガンの検診ですが、
その他に、子宮体ガンや卵巣に異常がないかの、経膣超音波検査をご希望の場合は、受付でその旨をお申し出ください。

1.子宮頸ガン検診について
神戸市在住の20歳以上で、年度内(4月1日から翌3月31日)に
偶数年齢を迎える方には、神戸市の補助があり、
70歳以上は無料、68歳以下は1,700円です。
上記に該当しない方は、自費で5、000円。
2.子宮体ガン検診(内膜細胞採取後に出血することがあります)6,500円
超音波検査で子宮内膜の厚みを測定することで、推測することも可能です。
3.卵巣超音波検診(卵巣腫瘍について)3,000円

一般に検診は無症状の方が対象ですが、本院では産婦人科専門医が診察します。異常な出血があるとか、なんらかの症状のある方は、当然、健康保険扱いになります。また診察で異常がみられた場合も適応されますので、なるべく早く診察を受けて下さい。

詳しくは下記ページの、「6.子宮頸がん・体がん検診」をご覧ください。

産・婦人科医の健康アドバイスのページ (平池秀和)



*月経困難症*


月経(生理)が始まると、下腹部痛や吐き気などのため、鎮痛消炎剤を服用する等の症状がある場合です。
診察を受けて、子宮内膜症や子宮筋腫や、その他の病気がないか確かめてください。
病気が診断されれば、それぞれに応じた治療を受けましょう。
治療は月経出血量を減らす、周期を長くするとか、しばらくの期間は月経を起こさせないとか、医師と相談してください。
放置すると症状が増悪し、将来不妊などの原因になることがあります。

@ 低用量ピル(LEP: Low Estorogen & Progesteron)を服用することで、月経出血量を減らす。妊娠希望の前に中止。
A ディナゲスト(黄体ホルモン製剤)を服用することで、出血を無くす。妊娠希望の前に中止。
B ミレーナ(子宮内避妊システム)は子宮内に避妊具を入れて、そこから黄体ホルモンが微量に約5年間放出されます。出血が無くなり、長期避妊が可能です。妊娠希望の前に抜去。

以上のように、色々な方法と各種メーカーの薬剤があります。あなたに合った方法を探すことです。



*月経前緊張症(PMS: Pre menstrual syndrome)*


月経(生理)前になると、不安やイライラが著明になり、落ち込んだり周囲の人に辛くあたるという症状です。
月経困難症とは異なり、月経が開始すると症状は改善されます。多くの女性がこのことで悩んでいます。
治療方法は患者さんの毎月のホルモン変化を小さくするために、低用量で一定のホルモンでコントロールし、上記の月経困難症に準じます。。
排卵が起こらなくなるので、妊娠を希望される場合、その間は中止します。



*妊婦検診*

 本院で出産できませんが、妊娠35週頃までの妊婦検診はできます。
ハイリスク分娩が予想される場合は、リスクに応じた病院の産科をご紹介いたします。

  正常な妊娠に関する健診・検査に保険は適応されません。
 保健所で母子手帳と共に、妊婦健診受診票(神戸市)が交付されるので、
 費用が軽減されます。
A.妊婦検診の費用は約4千円です。
 超音波検査で約2千円追加されます。
 妊娠10週頃に前期血液検査(1.5万円)、
 妊娠32週頃に後期血液検査(約1万円)をします。
B.検診の頻度は、妊娠28週までは4週間毎、
 その後の36週までは2週間毎、
 (異常なことがあれば、これに関係なく受診してください。)


*不妊相談*

 一般的な不妊検査(排卵の有無、夫の精液など)をします。
特別な検査でない場合は、一般に保険が適応されます。
排卵が順調でない場合は、排卵誘発剤などを投与します。
その後に、どうしても体外受精でなければ妊娠が不可能と判断されると、体外受精専門の医院へ紹介します。


*避妊相談*

 色々な避妊方法がありますが、女性が主体的にできるものは、
低用量ピルと言われる経口避妊薬(約2,500円)です。
子宮内避妊具(避妊リング)の挿入(約4万円)という方法もありますが、感染などで不正出血がみられる場合もあり、あまり勧めていません。なお、子宮内避妊具(避妊リング)抜去費用は5千〜1万円です。
経口避妊薬(低用量ピル)をご希望では、初回診察で問診等を受けていただきます。

 低用量ピルを勧めています。コンドームによる避妊は失敗する危険性が高いので、欧米では低用量ピルが多く用いられています。低用量ピルを服用中は排卵が起こりませんので、避妊の他に利点もあります。毎月何十年間も、卵巣から卵子を排出させることは、女の人の体に、とても負担になっています。
なぜなら、35歳を過ぎて一度も出産授乳をしていない女性は、月経困難症、子宮内膜症、子宮筋腫になる割合が高いからです。昔、女性は本来、18歳くらいから5人ほど子どもを出産、授乳を繰り返し、その約15年間は稀にしか排卵が起こらなかったのが普通だったのです。しかし、社会的に5人も産めない現在は、経口避妊薬(低用量ピル)で排卵を起こさないことにより、将来的に月経困難症、子宮内膜症、子宮筋腫になる割合を抑える副効果があると考えられています。

詳しくは下記ページの、「2.排卵と月経のメカニズム、3.ピルについて」をご覧ください。
産・婦人科医の健康アドバイスのページ (平池秀和)


*アフターピル、緊急避妊*

 予期せぬ性交の機会があったとか、性交を強いられて避妊ができなかったとか、避妊に失敗したかもしれない場合など、妊娠したのではないかと心配な場合で、緊急避難的な目的に限ります。
100%避妊可能ではありません。
性交後なるべく早い時間(72時間以内)に、受診して、ホルモンの薬を服用します。
@緊急避妊薬「ノルレボ 1.5mg(あすか製薬)」、1錠を服用します。(料金は1万円)
A従来からのホルモン薬「プラノバール」を2錠服用し、それから12時間後に再び2錠服用します。専用の薬ではないので副作用として、吐気を伴います。(料金は5,000円)
@かAか、ご希望の薬(@がお勧めです)を、お渡しします。
服用後は次回の生理(月経)の開始日が早くなったり、遅れたりすることがあります。
予定の生理(月経)開始日が2週間過ぎても始まらない場合は、必ずもう一度、診察を受けて下さい。


*母体保護法に基づく手術(中絶手術)*

 妊娠12週未満の場合は、本院で人工妊娠中絶手術を受けることができます。
まず、外来診察と検査を受けて、書類(同意書)を受取り、手術の日程を決めます。
手術費用は7〜9万円前後、手術時間は約20分、
手術後約1〜2時間の休息で帰宅でき、入院の必要はありません。

本院では麻酔科標榜医による麻酔方法で、手術前に気分が悪くなるのを防ぐ薬を筋肉注射した後に、点滴をして血管を確保し、鎮痛作用のある薬と、意識が少し朦朧となる薬を点滴路から静脈注射します。この状態では眠くなっていますが、呼びかければ返事ができます。完全に意識が無くなる麻酔法は、種々のリスクが高いので本院では用いていません。その後、うとうとしている段階で、手術直前に子宮頸部に局所麻酔を注射し痛みはありません。
手術中は少し引っ張られる様な感じがありますが、痛いと感じることはありませんので安心して下さい。手術後1〜2時間すれば帰宅できます。また、手術前に入院・処置する必要はありません。
手術後約1週間は無理をしないようにしましょう。
妊娠12週以上の場合は、本院ではお断りして、他の医院を紹介しています

←母体保護法に基づく手術の同意書


*性感染症が心配な方のための検査*

 性感染症(STD)には多くの病気が含まれます。
性病(梅毒、淋病、軟性下疳、ソケイリンパ肉芽腫)から、エイズ、クラミジア、トリコモナス膣炎、ヘルペス、尖圭コンジロームなどに加えて、他にもB型肝炎、C型肝炎など血液を介するウイルスの多くの感染が、性行為の時の粘膜の目には見えない小さな傷からも移ります。性行為でお互いの血液は極少量づつ交じり合うと考えたほうがいいでしょう。
これら全ての疾患の検査を無症状だが、心配だからするとなると、自己負担の費用でしなければなりません。
 膣分泌物の細菌検査で判る性感染症: 淋菌、トリコモナス、その他雑菌
 血液検査で判る性感染症: HIV(エイズ)、B型肝炎、C型肝炎、梅毒
 子宮頚管細胞検査で判る性感染症: クラミジア、ヘルペス
 その他は個別に特殊な検査になります
相手の男性や自分に何らかの症状があれば、調べる検査も限定されますので、どういう症状があって、何が心配なのかを医師に伝えて下さい。
詳しくは下記ページの、「5.性感染症」をご覧ください。
産・婦人科医の健康アドバイスのページ (平池秀和)


*月経開始日の変更、生理日変更*

 旅行などで月経期間に重なるのを避けたい場合は、1ヶ月か、遅くとも1週間前には相談に来院してください。
特に、次回の月経を早めたい場合は、今回の月経5日目以内に来院して5日目から薬を服用すれば、次回の月経を早く来させることができます。


*閉経後のホルモン補充療法*

 更年期は女性ホルモンを出す卵巣の働きが低下した年齢から始まります。
しかしこの年齢では、卵巣に命令を出す脳の働きは活発なために、脳からの命令が過剰に出てしまい(フィードバック作用)、バランスが崩れて顔や脳に異常な症状が現れます。
ホルモン療法に抵抗感のある女性が多いですが、本来あるべき女性ホルモンが出なくなって起こる、全身の異常状態の緩和にはもちろんのこと、高齢者になってからの、骨や血管や皮膚・粘膜にも良い結果をもたらしますので、時々でもいいですから、治療を受けられることをお奨めします。


 女性は閉経を迎える45才頃から、卵巣から出る女性ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)が急激に減ってきます。
卵巣に命令を出しているのが、脳の中心にある下垂体です。脳は卵巣に比べてまだまだ活発に働いているので、働きの低下した卵巣に対し、もっと女性ホルモンを出すように脳からの命令が急に大量に出てきます(フィードバック作用)が、卵巣はその命令に答えられません。そのため、ますます脳が過剰に働いて、「のぼせ」「頭重感」「急な発汗」「不眠」「不安」など脳や顔の症状がまずでてきます。次に、女性ホルモンの減少が更に5〜10年続くと、皮膚や粘膜の「弾力性」がなくなり、性交時の痛みや膀胱炎や尿がもれるとか、粘膜の傷に雑菌が生えて「おりもの」に異臭がする、などの症状がでてきます。
 さらに、60才頃になって女性ホルモン欠乏状態が続くと、骨が弱くなり骨折すると「寝たきり」になったり、腰や背中が曲がるなどの影響も出たり、コレステロールが上昇し動脈硬化が進むこともあります。上記症状の原因は、卵巣の働きが低下して女性ホルモンが減少したからです。女性の平均寿命が80才を超える現代では、更年期から閉経以降の女性にホルモン補充療法は不可欠なものになりつつあります。
女性ホルモンの薬のためにガンの発症をうながすという昔の誤った報告がありますが、それに対しては、産婦人科の定期的な検診と乳がん検診を受けながら薬を続けることが必要です。逆に、女性ホルモンの薬を飲んでいると種々のガンになり難いという報告も多くあります。各個人に適したホルモン補充療法により、快適な更年期から閉経以降の生活を楽しむことは人生に有意義なことです。

*ホルモン補充療法*
女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストロゲン)を補充するのに、@内服薬、A貼り薬、B塗り薬、があります。補充により子宮がまだ反応すると、子宮内膜が徐々に増殖してくるので何週間かすると厚みが増してきます。最後の10日間はその子宮内膜が剥がれない作用をもつ黄体ホルモン(プロゲステロン)も一緒に補充します。そして1週間休薬すると、2〜3日後に黄体ホルモンの作用が無くなったために、子宮内膜が剥がれて少し性器出血が起こります。そして再び同じサイクルを続けます。
ただし、子宮筋腫の手術などを以前に受けて、もう子宮が無い方は黄体ホルモンを補充する必要はありませんので、卵胞ホルモンの補充のみで済みます。

2〜3か月間、ホルモン補充療法を受けてみて、また2〜3か月間、止めてみて、良い効果を感じられる方々は続けておられます。



**女性の排卵・月経の仕組みや、閉経後のホルモン状態、子宮頸がん検診について**

一般的基礎知識を理解したい方は、下記のページへどうぞ。

産・婦人科医の健康アドバイスのページ (平池秀和)



 

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