旧耐震共同住宅(RC造 B1+F7)の「マンション建替え円滑化法」を援用しての建替工事です。
2方L型に高低差約2Mの道路に面し、その高低差を利用して地下1階を自走式駐車場、地上部は1階をエントランスギャラリー等の共用部、2~15階を住戸とした免震工法を採用した共同住宅です。
分譲販売が目的ではないことから、豪華さの演出よりもむしろ居住する人の生活環境の質・快適性をが求められた計画でした。
アプローチ空間からエントランスギャラリー・EVホールへと続く主導線となる共用部は、高層化によって可能となった空地の植栽(庭)との空間的連続性を活かし、光や緑、風のそよぎや天気の変化、季節の移ろい等を身近に感じられる設えとしています。
住まう人や訪れる人、道行く人がそうした自然とのふれあいをわずかにでも爽やかに感じて頂けるとすれば、大都市の中では極小のスポットではありますが、この建替えによって街との関りについてもごくごくわずかではありますが、お役に立たのではないかと期待するところです。
建築種別 | 一般建築 |
建築用途 | 共同住宅 |
構造・規模 | 鉄筋コンクリート造 地下1階 地上15階 |
その他 | 免震構造 |
アプローチ・エントランスポーチ
北東外観
エントランス・ギャラリー
免震アイソレーター
正面ファサード/3D-CG
アプローチ/3D-CG